愛し愛されて生きるのさ。

2005/06/20(月)02:19

すんげぇ違和感。

最近はテレビを観る時間も激しく減ってしまった。 ドラマもバラエティもニュースもちーとも観ない。 そもそも「観よう」と思わせるような番組が無いのも大きいかも。 そんな中でCMというのは相変わらず元気である。 CMというのは少なからず社運を賭けているわけであるから、本気で作らなきゃそれはそれで困るわけだが。 そんな中、事故的に観てしまって強烈にインパクトに残ってしまうCMが2本ある。 1つはハウス食品『ニンニクの力/ウコンの力』のCM。 『ニンニクの力/ウコンの力』という商品名もビジュアルもダイレクトすぎてコメントしづらいものがあるのだが、それをPRするのは山川豊・木の実ナナ・黒谷友香という全く脈絡のない3人。 苦味ばしったアメリカ橋・山川豊と情熱的なフラメンコパグ犬・木の実ナナに囲まれて、あっさりモデル系の黒谷友香が所在なさげなのが印象的。 明らかに仕事を選び誤ったと思われる。 『ニンニクの力』CMでは「♪ニンニクの力で元気にGO 今日も明日もガンバガンバ」という、脱力感溢れとてもじゃないが頑張れそうにもない山川豊の歌に乗せて3人が踊るという、どこか宗教がかったオーラすら漂う奇妙なCMである。 キャスティングといい歌といい踊りといい、狙っているのか狙っていないのかわからないあたりがとても奇妙である。 そして姉妹品(未確認)である『ウコンの力』CMは、同じ3人が出演しつつもメインは木の実ナナ。 顔の造りも動きもデカいナナのオン・ステージ状態。 時期を同じくして、風邪をひいて会社を全休した午後に、テレビで木の実ナナ主演の2時間ドラマを迂闊にもガッツリ観てしまった。 ナナは何というか、日本の芸能界というフィールドに収まりきらないオーラを醸し出している。 日本人であって日本人でない、カパッと笑いながら「オラオラ~」と迫ってくる感じが強迫的である。 それに加えてこの『ウコンの力』である。 鬱を克服して何かが変わったのか、NANA。 映画版『NANA』の主演はぜひ木の実でお願いしたかったところである。 どうでもいいが、どうも私は「ウコン」と聞くと「ウ○コ」と誤読したくなる癖がある。 ウコンって形もウ○コみたいですもんね。 そんなアナグラムも木の実ナナに微妙な影を落としている。 もう1つ、かなりのインパクトを持っているCMが石垣食品の『ミネラル麦茶』のCMである。 ミネラル麦茶といえば「♪ミッネラ~ルむっぎっちゃ」のメロディに乗せて松島トモ子が漫然と微笑む、エバーグリーンなCMである。 猛獣に2回頭を噛まれた女・松島トモ子が「健康!」と謳う、もはや突っ込みたくても突っ込む気が起きない、磐石な趣を湛えている。 そんな石垣食品が今回どえらいことをしてくれました。 なんと松島トモ子をDJに仕立て上げてしまったのだ! Hey Yo!チェケラッチョ! クラブのステージで踊り狂う若い女性ダンサーが2人。 そこにスクラッチで被さってくるのがDJ・TOMOKO! そしてそこに「♪ミッネラ~ルむっぎっちゃ」である。 怒涛のような展開の15秒間に観る者の意識は確実にトリップする。 不健康の集合体のような場であるクラブと麦茶。 この脈絡のなさもかなり素敵である。 これからクラブのドリンクカウンターで「オレ、MUGI-CHA!」というのが流行るだろうか。いや流行らない。微妙に反語。 3人のビッグショー ちなみに歌詞は「You got no fat.You got no calorie.Hey Hey,give it to me no caffeine.You know the truth.Yes!Love Mugi-Cha!!」ですって(笑)

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