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テーマ:幼稚園やお家での事(1780)
カテゴリ:幼稚園日記
今日は、卒園&卒業証書授与式でした。
晴天の、穏やかな春の日差しの中で、感動的な式となりました。 まず第一に、この学年の子供達は、入園式が雨。親子遠足が2年とも雨という、がっかりの経験をした学年です。 お母さん方も「この子達は、卒園式も雨だろうね。」とあきらめ気味に言っていたので、今日の晴天がとても嬉しかった様子。 例年なら、受付を済ませると部屋で談笑して待つのが普通なのに、みんな園庭で遊んだり記念撮影したり、おしゃべりしたりで、こちらが呼ぶまで誰も部屋に入らなかったのです。 さて、式場となる遊戯室は、こんな感じ。 ひな壇に、保護者や在園児と対面して卒園児が座ります。 卒園・卒業証書授与。お母さんお父さんと向かい合って座った子供達は、とても神妙な態度で自分の番を待っています。 証書をもらったら、待っているお母さんのところへ行って「お母さん、ありがとう」と言って渡すのです。 発達障害のあるAくんは、昨日までの練習中、ずっとしゃべったり、動き回ったりしていました。それを止めたら遊戯室から飛び出してしまうので、とにかくみんなと同じ場にいることを重視しました。 みんなと同じ場にいれば、動き回りながらでもAくんは式の流れをつかみます。そうすれば、本番に強いAくんのこと。きっとできると信じて。 予想はその通りになりました。 Aくんはお母さんと向かい合っていたことで、大好きなお母さんの「シーッ!お口チャック」の合図でしゃべるのを我慢し、ごそごそしながらでも、座って待ち、証書をもらいに行くことができたのです。 その上、今日初めて「お母さん、ありがとう」と言って、証書を渡すことができたのです。 やはり、みんながすることをちゃんと見ていたんですね。 もう、それだけで涙があふれて止まらなくなりました。 別れの言葉&別れの歌。ピンと伸ばした背筋と大きくあけた口。 これも、「Aくん」とそっと声をかけると、大きな声で言うことができました。 もちろん、他の子供達も、とてもはっきりした力強い声で言えました。 お母さん方は、涙、涙でした。 Aくんと、Aくんのありのままを受け止めて共に過ごしてきた子供達。 今日が一番大切な日であることを自覚し、最後まで頑張った子供達。 4年連続で5歳児を担任してきて、一番立派で一番感動した卒園式だと思いました。 式のあと、在園児に見送られる卒園児たち。 4歳児からは、お祝いのペンダントをかけてもらいました。 3歳児は、横断幕をもって見送りです。 1歳児も小さな手で拍手してくれています。 写真にはありませんが、2歳児担任(昨年私とペアで担任したT先生)は、感動して泣きながら見送ってくれました。 会場に飾られていたガーベラの鉢は、みんな一つずつもらって帰りました。 この後、遊戯室で謝恩会があり、終了後も園庭で記念撮影をしたり、遊んだりして、名残惜しい様子。残った人たちが帰ったのは3時前でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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