げんきっき@ハイパー

私、巻き寿司にはちょっと自信があるのです。


子どもの頃、巻き寿司はご馳走でした。

春、４月４日。

ひと月遅れのひな祭りの翌日は『山あがり』と言って、家族近所総出で近くの山にお弁当を持って登ったものです。

もう４０年以上も前のこと。

その日は山が鳴っていました。（人々のにぎやかな声で）


山あがりのご馳走は、もちろん巻き寿司。

何年か経ち、大人達が山に上がらなくなっても、私達子どもは山あがりをしていました。

母が忙しくしていたので、食いしん坊の私は自分で巻き寿司を巻いて・・・。


いつの頃からか、恵方巻きといって節分に巻き寿司を食べるようになりましたが、買ったことはありません。

節分には、いくら忙しくても巻き寿司を作ります。


今日は丸かじりだから少しご飯を少なくして、

一升の寿司飯で１６本の巻き寿司を作りました。


３分の２がサラダ巻き。（シーチキン、玉子、カニカマ、レタス、人参、キュウリ入り）

残りは穴子入りの太巻き。（穴子、ほうれん草、人参、椎茸、玉子、ちくわ、キュウリ入り）

全部巻くのに一時間かかりました。


子ども達も楽しみにしていて、アパート住まいの娘は仕事が終わってから食べに帰ったし（明日の朝昼の分も持って行った）、息子は彼女の分も合わせて持って行きました。

みんなが楽しみにしてくれるので、作り甲斐があります。


南南東を向いて、丸かじりしました。

自分で言うのも何だけど、おいしかったです。