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テーマ:映画館で観た映画(8529)
カテゴリ:映画日記
最近、映画館で観た2本の映画。
『インビクタス負けざる者たち』は、友人と一緒に。 『ゴールデンスランバー』は、『ラブリーボーン』とハシゴして。 (『ラブリーボーン』は、余りにもヒドイ映画だったので、無視です。) クリント・イーストウッド監督は、本当にすごい人です 昨年の『グラン・トリノ』で敬服したのですが、それ以上のものがありました。 観るまでは、スポコンものだと思っていたんですよ、私 ラグビーなんて、全然わからないし興味もないから、友人が行かなかったら観ないところでした。 アパルトヘイト廃止後に大統領になったマンデラ氏。黒人は、今まで弾圧していた白人への憎悪を強くし、白人は仕返しにおびえるような・・・ そんな祖国を『ラグビーでひとつに!』と願うマンデラ大統領。 目標は、1995年のワールドカップ優勝 今までラグビーは白人のスポーツであり、黒人は自国チームではなく相手の国を応援していたと言う・・・そんな南アフリカで。 すべてが事実に基づいているから、この物語はすごいし、心に響いてきます。 強い信念、不屈の精神、寛大な心、人間愛。 試合シーンは、ラグビーを全く知らない私でも熱中し、手に汗を握って応援しました。 心に残るシーンがふたつ。 ひとつは選手達が、マンデラ氏が27年間も投獄された刑務所を訪れるシーンで。 マット・デイモン扮するキャプテンが、マンデラ氏の独房に入り戸を閉めて手を広げ、 いかに狭い部屋で長年過ごしたかに思いをはせ、彼の不屈の精神を感じるシーン。 もうひとつは、ワールドカップ試合をカーラジオで聴く白人の近くで、空きビン拾いをしながら盗み聞く黒人少年。 最初は「あっちに行け!」と叱責された少年が、試合の白熱とともに車に近づいていき ジュースをもらい、最後には抱きあげられ一緒に喜びあうシーン。 良い映画でした。アバターに続き、2010年私のベストテンに入ること間違いなしです。 『ゴールデンスランバー』も、面白い映画でした。 ごくフツーの青年が、オズワルド(ケネディー暗殺犯)にされてしまう恐ろしさ。 「ぶざまでもいい、逃げて生きろ!」と言われたとおり、 旧知の人や怪しげな人など、いろんな人の助けで逃げて逃げて、逃げまくります。 ちょっと頼りなさのあるフツーの良い人は、堺雅人さんの持ち味そのもの。 全然人を疑わず、「今の俺にあるのは人を信じることだけ」と言い切るんだもの。 父親役の伊東四郎さんも、カッコよかったなあ~~。 ハラハラドキドキしながら、クスリと笑いあり、ホロリと涙あり。 最後にジ~~ンときて爽快感のある、素敵な映画です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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