カテゴリ:子供の成長
今日はお迎えが遅い日で、夜になってから保育園に子供を迎えに行きました。 週に一度程度なら、夕食を食べて夜まで保育園で遊べることを素直に楽しんでくれている息子ではありますが… 帰り道、まず楽しかった話を聞いたあと、少しおとなしくなった息子に「どうしたの?」と声をかけると、「でも、じつはちょっといやなこともあった」と言うので、「何があったの?」と聞くと、ひそひそ話で「お友達にいじめられた」と話してくれました。 「●●組(年長)の子?」と聞くと、「そう」 「●●くん?」「違う、今日は△△くん」 何をされたのか聞けば、息子が作っているブロックの作業をじゃまされ、頭をなぐられたりほっぺたを引っ張られたりしたのだそう。 「でも、ぼく、今日はえらかったんだよ。あのね、いやなことされたら「やめて」って大きい声で言って、やり返さないで我慢したんだよ」 私は、息子が私にお友達がやった悪いことについて話すたびに、自分はやらなかったのか、乱暴されたときにも自分はやり返さなかったのか、と常に聞いています。 もし、息子も同じことをやっていたり、やり返していたのであれば、言いつける資格はないと話しています。 息子がお友達が悪い、と私に話すときにも、息子はどうだったのかをまず確かめ、息子は本当にやっていないようであれば話をちゃんときいて、確かにそれはよくないことだから、他の子がまたやったとしても、息子は決してやらないように話すし、息子もやったということがわかれば、なぜ悪いことだと知りつつそうしてしまったのかを聞いて、次回から同じような結果にならないためにどうしたらいいかを話し合います。 もし誰かが先にちょっかいを出してきたことが気に入らないのであれば、一緒になってやり返すのではなく、「やめて」と言いなさい、どんなにやられても、積極的にやり返してはお相子になるから、自分は防御するのみにしなさい、などと、私が息子の立場だったらほんとに実行できるかわからないような理想的なことを息子に求めています。 そして今日、息子がけなげに自分がやられたこととその対応について話してくれたとき、涙がでるほど感激しました。 そして、ママはこんなに嬉しいことはない、と何度も抱きしめてしまいました。 息子は「ぼく、かっこよかった?」と少し誇らしげでした。 先生もその場面は見てなくて知らないそうなので、息子が私にだけその話をしてくれたこともまた嬉しかったです。 そういえば、昨日は昨日で、「あのね、みんな○○ちゃんと遊んじゃいけないって言って一緒に遊ばないんだよ」と息子が言い、「だからねえ、ぼくは○○ちゃんと遊んだんだよ」と話してくれました。 そこで私は「それはいいことをしたわね。だって、もしみんなが××(息子)と遊んじゃいけないんだよって言ってほんとに誰も遊んでくれなかったらどう思う?」「やだ。悲しい」「でしょ。だから、みんなが遊ばないんだったら××が遊んであげれば○○ちゃん、嬉しいと思うよ」と話しました。 私自身、小学生の頃、あるときはいじめっ子グループに加わったり、またある時はいじめられる側になったりした経験もあるので、息子にだけ優等生の態度を期待するのは虫がよすぎるかもとは思いながらも、息子が素直に優しい子に育っていることをとても嬉しく思ったのでした。 子供の目覚しい成長がひしひしと感じられる今日この頃です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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