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ぷろぐれ者がゆく!

ぷろぐれ者がゆく!

Hunter Muskett 訳詞

70年代英国音楽と言う独断的なテーマを楽天ブログで不定期に書き始めたのが2005年3月のことだった。今まで自分で聴いてきた無数のアーチストの中から勝手気ままにお気に入りを紹介してきた。

Hunter Muskett/SAME (1973)は、その第一回目に取り上げたアルバム。最近は韓国製輸入盤CDもあるそうだ。ディスクユニオンで現物を確認したが、LPを持っているのでCDは未購入。実際あまり評判の良くないレーベルらしい。

このマイナーだが素晴らしいアルバムを誰も翻訳していないようなので、つたないながらも1曲ずつ訳していこうと思う。

もし、LPやCDでこの作品を好きになった人が、ここに訪れて観て頂けたなら幸いである。

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◆John Blair◆
ジョン・ブレア(LP-A面1曲目)

おお ジョン 悪魔のように走らなくちゃ
おお ジョン 追い風に乗って
おお ジョン なぜ音楽に足を止めたのかい?
あの調べは悪魔の呼ぶ声だって知らなくちゃ

おお、ジョン フィドルで踊ったもんだ
だから ジョン ドラムロールに踊らされそう
おお ジョン おお 絞首台の影は落ちて
悪魔が時間だよと呼びかけてる

ドラムを鳴らせよ 荘厳に さあ 私の愛しい子らよ
ドラムを鳴らせよ 緩やかに
私の生命 吊るしあげ 私のダンスで うながすよ
ドラムを鳴らせよ ゆっくりと

遠ざかれ 今ならまだ間に合う 遠ざからなくちゃ、
抜け出せ おお 下町の部屋から逃げ出さなくちゃ
地平線に太陽が滑り込むまで待ってから

(タイトルのジョン・ブレアが、ジョージ・ワシントンの友人の巡回裁判所のジョン・ブレアの事なのか、19世紀末のヒンクレーの大火事に遭遇した列車ポーターのことなのか、はたまた別人なのかは不明)

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◆When I'm Not Around◆ (LP-A面2曲目)

僕がいない時 置いてけぼりの君は家であきれている
どんなに君を失望させたか考えるよ
電話をすると言いながら掛けなかったからね
ひとり黙って食事をする意味を知るほど年寄りでもない
もしさらに、今君がどんな想いかを知っていたなら
決して君と離れて一人寝なんてしないよ

君が言いたい事思ってることがあるのなら
再び僕と別れる前に もう一度その最後の歌を演奏してよ
君の歌を聞かせてよ やさしく歌って 素直に
他の歌を頼んだりしないから
僕のためにもう一度繰り返してくれないかい?

遠吠えが夜をつれてきて 僕らの友人達は遠くへ過ぎ去った
そして君は疲れ 落ちこみ さらに僕は100マイルも遠くにいる
イギリスの 君がいかにウソをついたか
君は告げなかったもの 時々途方にくれていた事を

もし僕がわだかまりをしばらく捨てられたなら
そのとき君が言いたい事や思ってることがあるのなら
再び僕と別れる前に もう一度その最後の歌を演奏してよ
君の歌を聞かせてよ やさしく歌って 素直に
他の歌を頼んだりしないから
君が立ち去る前にやってくれないかい?

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◆She Takes The Wine◆ (LP-A面3曲目)

彼女はグラス1杯 冷えたワインを飲む
彼女のくちびるのワインには 炎が舞っている
いつも くちびるに

彼女の目に映える 炎の揺らめきの余韻
夜更けの間の世間話 密やかな語り
恋人の夢 彼女の吐息

恋人達の影は 壁に低く沈んでいき
優しく至急のささやき
柔らかい暖かなくちびる
指先 探検

香水にかすむヒント ぐずる子供
彼女の目は柔らかく満たされて 朝の時間
ワインを注ぎながら 彼女は微笑み掛ける

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◆Rosie◆ (LP-A面4曲目)

友よ 彼女は昨晩何をしたかをあなたに話し出す
彼女はその日がどのように始まったかを語りだす
その言葉は凧が舞うように 
まるで一人芝居のごとく話せるのだから
それを僕は袖で笑いを隠しながら聴いているんだ
だからロージー 田舎娘丸だしな 君のさまよう夢を愛しているよ

友よ 君のとても長い道のりを彼は辿っていくだろう
家への最短の道筋を聴かせてあげなよ 
君は疲労し凍えてるけども 
彼自身の為の遠い旅だったのを知ってるだろう? 
戻ってくれば彼はそこに腰掛け 一日分の幸せ
僕が弦を巻くと彼が聴かせるはず なんともいとしき古き調べを

友人よ 彼女は 毎夜夕げの席を用意する
その日の疲れを取り除くために
彼女に出会うまでのなんと言う浪費の日々 
帰宅中の今でさえ 目を閉じても自分が孤独じゃないって実感するんだ
彼女がそばにいてくれる限り 僕はいつでも家へ招かれるだろう

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◆Back In Your Youth◆ (LP-B面1曲目)

君よ若い頃を振り返れ
君が正しい道へ進む事を見守っていた
この沿岸を去ることで導かれる
更なる困難にも道を見つけ出してくれると

君よ若い頃を振り返れ
君は私と同じように終わらせて
土曜の夜には素晴らしいひととき
胸の空気が自由ではないといつも気付きながらも

私達の住む都会生活を 君はどう思う?
私の選んだ道とそこの人々に 何か見なかったか?
手に余る問題ばかり そうじゃないかい?

ここではさびしい思いも出来るし 知己をなくすことも出来る
さらに 私は私の友人を見失った
それでも私は 君が来てくれたことがうれしい
もう同じ思いをすることもないんだ  なのに。。。

これから私が書くよ 君の母に手紙を
彼女に安心させないと
私達はトライし 失敗したんだ
互いに離れて過ごすことには

君よ若い頃を振り返れ
時間を費やしたものは 取り上げられた
だけど 今は自由な喜びがある
物が溢れかえっても満足なんか無いんだって事も気づいたんだ

君よ若い頃を振り返れ
私のしわは増えるだろうけど
君の最善を 残されし時へ 
困難を乗り切る私達の未来を得るために

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◆Silver Coin◆ (LP-B面2曲目)

僕は年をとったけど
孤独になったりや家庭を失うほどの年でもない 友達がそばにいるし
誰が雨の日も晴れの日も僕を愛しているかなんて 尋ねないでくれ
彼女の若々しい瞳は ほとんどの場合 僕などよりも古風なんだ

僕は読み物の事で彼女に尋ねる必要なんて無いと思っていた
でも彼女の瞳は私がもっと読むには知識が足り無いと語る
語るより多く 何よりも多く どんな言葉よりも
あなたほど必要な女性を見つけることは出来ないよ

僕はココまでずっと走ってきた 昇る星を最初に見つけるために
しかし 僕の前に先約があり 美しき音色はとうに過ぎ去っていった
だけど 僕の元には甘美と覚醒 
さらに それは石に弾かれた銀貨のように鳴り響く
群衆に我を見失っても 自分は彼女の傍にいるんだって何となくわかるんだ

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以下、続く そのうちに・・・


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