2408666 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ぷろぐれ者がゆく!

ぷろぐれ者がゆく!

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Recent Posts

Profile

chop100

chop100

Freepage List

Archives

Apr , 2024
Mar , 2024
Feb , 2024
Jan , 2024
Dec , 2023
Nov , 2023
Oct , 2023
Sep , 2023
Aug , 2023
Jul , 2023

Category

Favorite Blog

【感動】『なごり雪 … New! ken_wettonさん

初代マン&ゼットン… 誓願2006さん

トップページのピッ… 楽天ブログスタッフさん

ねこさんのしっぽ ☆ねこさん☆さん
夢を紡ぐ徒然日記 ボナペチさん
sinのプログレ試聴室 sin@横浜さん
英国音楽(60・70年代… ♪Clear Day♪さん
ぱそこん屋 パソコン屋さん
たるにゃん tarunyammさん
みーはーくらぶwonder CHEMISTRYさん

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Jun 4, 2009
XML
 スティーヴ・スウィンデルズのデビューアルバム。余り知られていない作品だが、舐めてはいけない。欧州で買おうとすると150ドル前後を考えないとなら無いだろう。クリムゾンコレクターの人には、マイケル・ジャイルズ参加作品と言う事で存在をご存知の向きもあるかも。

 このスウィンデルズ氏はブリストルで育ち、アートカレッジに進学したが、当時ありがちなバンド活動にのめり込んでドロップアウトという道を歩み、ロンドンへ出たのだと言う。マネージャーのマーク・エドワーズと73年に知り合い、彼のプロデュースの元で本作を制作している。参加ミュージシャンにもレコーディングにも結構金を掛けた作りになっており、彼のどこが注目されていたのか、その経緯を知ってみたいのだが、今となっては情報も少ない。
Front.JPG

side one
1. Miles Away Again
2. Energy Crisis
3. The Earl's Court Case
4. Living In Sin
5. I Don't Like Eating Meat
side two
1. Shake Up Your Soul
2. Surrender
3. I can't See Where The Light Switch Is
4. Message From Heaven

参加ミュージシャンとその参加楽曲
Steve Swindells / Keyboads, Vocal, Vibes
John Gustafson / Bass (one-1,2,4,5 two-1,2)
Barry De Souza / Drums (one-1,2,4,5 two-1,2)
Caleb Quaye / Guiter (one-1,2,4 two-1)
Dave Winter / Bass (one-3 two-4)
Mike Giles / Drums (one-3 two-4)
Bruce Knapp / Guitar (one-3,4)
Mark Warner / Guitar (one-3,5 two-2,4)
Chris Mercer / Sax solo (two-1)
Morris Pert / Percussion (two-2)
Danny Thompson / Acoustic Bass (two-3)
Backing vocals : Doris Troy, Rosetta Hightower, Barry St. John (two-1,2)
The Mountain Fjord Orchestra : conducted by Martyn Ford
Orchestra Arrangements : Martyn Ford & John Bell, Nick Harrison
Recorded at Ramport, Island and Air Studio, London.
ジャケット裏には以上のパーソネルと共に本人のポートレイトが大きめに載っている。
無題.JPG

ひん剥いて半裸にしているだけにプロダクションとしては、美形のSSWとして売り出そうと目論んでいたのだろうか? アルバムは全体通して穏やかな中に、クラシカルなプレイや繊細な曲作りが光る。表ジャケットがピアノの前に本人が様々なコスプレでコラージュされた画像なので、スタイルとしてはピアノを主武器に弾き語るスタイルだったのかもしれない。プログレ系の派手さは無いが、元々学生時代にやっていたバンドがクラシカルロックスタイルだったというのも頷ける。同年代のエルトン・ジョンでさえ、売れる前はプログレ調の歌を作っていた時代ですので、ココらへんは時代のエッセンスとも言えそうだ。
 70年代半ば当時のファンク色の出たサイド2の1曲目2曲目には、お馴染みドリス・トロイらの賑やかなコーラスが華やかだ。ロゼッタ・ハイタワーのシャウトがラストにちょいと聴けるw 

 ジャイルズ先生の参加している2曲は共に、このアルバムでも特筆すべき出来。
The Earl's Court Caseは、郷愁を誘うヴァイオリンの音に、ゆったりと美しいメロディがたゆたいながら、いかにも英国らしい景色を描いてゆく。ドラムスはブラシを用い、センスのいいハイハットワークとバスドラム中心。
 ラストのMessage From Heavenは、ある意味アルバムのタイトル曲的存在なのだろう。70年代半ばらしくシンセの効果音でスペーシーな立ち上がり、効果音と共にピアノの弾き語りへ、徐々に楽器やストリングスが重なり、このアルバム最大の盛り上がりへ連なっていく。いわゆるジャイルズ先生大活躍の巻♪ よく歌うドラミングが実にマッチしている。けっしてELPやイエスの様な怒涛の展開ではないが、スウィンデルズ自身のプレイも素晴らしい。


 このアルバムの後のスウィンデルズは、76年にマネージメントと別れ、77年に末期のパイロットのアルバム、Two's a Crowdに参加。翌78年には、ロバート・カルバートがホークウィンドを解散して立ち上げたホークローズで全面的に参加している。その後ザ・フーのロジャー・ダルトリーのソロに参加したり、80年には2枚目のソロ作も発表している。 現在も音楽活動を続けており、クラブ・プロモーターや写真家、画家など多彩な肩書きを持っている。
Steve Swindells My Space
あまりに容姿が変わっているので驚くが、往年の美少年も35年の月日には、さすがに抵えないということか。現在のバンドの音は上記のマイスペースで聴くことが出来るが、繊細だった歌声もかなり昔と変わりワイルドになっている。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Oct 29, 2015 02:19:30 PM
コメント(2) | コメントを書く
[キングクリムゾンメンバーズワーク] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


 やっと出逢いました   ♪Clear Day♪ さん
chopさんのこの記事読んで、ずっと欲しいと思っていたのですが、やっと出逢いました!
6千円もしますが、状態も良さそうですし、歌詞シートも付いているようですので、買うことにしました。
今夜お店に寄り購入する予定です。 (Jul 29, 2009 06:46:35 AM)

 Re:やっと出逢いました(06/04)   chop100 さん
♪Clear Day♪さん こんばんは

>chopさんのこの記事読んで、ずっと欲しいと思っていたのですが、やっと出逢いました!

これはえらくマニアックなモノをご購入なさりますね♪

>6千円もしますが、状態も良さそうですし、歌詞シートも付いているようですので、買うことにしました。
>今夜お店に寄り購入する予定です。
-----

お気に召しましたなら幸いです。私は好きなのですが・・・ (Jul 29, 2009 07:33:16 PM)

Free Space

Comments

 誓願2006@ Re:ELP写真集10月末発売!(08/01) 情報ありがとうございます。 おかげさまで…
 chop100@ Re:先週土曜日に退院できましたので(05/13) 誓願2006 さん ありがとうございます。 ま…
 誓願2006@ Re:先週土曜日に退院できましたので(05/13) ご無沙汰いたしております。 退院なさって…
 chop100@ Re[1]:150万アクセスありがとうございます♪(01/23) Midge大佐さんへ ありがとうございます。…
 Midge大佐@ Re:150万アクセスありがとうございます♪(01/23) おめでとうございます! これからも楽しみ…
 chop100@ Re:70年代にゴードン・ハスケルは来日してた?(02/16) 追加情報 1977年のJOE来日については日本…
 chop100@ Re[1]:しばらくおやすみをいただきます(10/15) Midge大佐さんへ ありがとうございます。…
 Midge大佐@ Re:しばらくおやすみをいただきます(10/15) ご無沙汰しております。 被害に合われたと…
 chop100@ Re:The Martyn Ford Orchestra - Smoovin (1976)(11/29) 2017年の事、マーティン・フォード氏と少…
 chop100@ Re[1]:プログレ女子4コマ その205(04/02) Midge大佐さんへ うちも家宝ですw

© Rakuten Group, Inc.