ぷろぐれ者がゆく!

2012/06/21(木)23:50

Boz - Isn't that so / You're Just The Kind Of Girl I Want (1966)

キングクリムゾンメンバーズワーク(789)

 ボズ・バレルが1966年2月11日に出した記念すべきデビューシングルです。 Boz - Isn't that so / You're Just The Kind Of Girl I Want (1966) Columbia DB7832 side A side B  ロンドンに出たボズと仲間たちは1965年位からライブ活動もしていたようで、当時の雑誌やチラシに名前が出ているのですが、メンバーの推移も激しかったようで詳細は判りません。ティータイムフォーやらティータイムシックスやらボズピープルやらなんか色々バンド名が入り乱れてて訳が判りませんw  イアン・マクレガンがスモールフェイセズの前にいたのは知られていますが、グラウンド・ホッグスを後に結成するトニー・マクフィーもボズがシングルのPinnochioを出した当時に在籍していたようです。  ボズは1966年に計4枚のシングルをBOZ名義で出したのですが、バンドがどこら辺まで演奏で関わっていたか?音で聴く限りは何も判明しません。ただボズの活動は短期間で変わっていき、バンドを次々を乗り換えていきます。というか当時のバンドの活動がかなり適当だったのでしょうけれど。彼がデビューした当時、ザ・フーのヴォーカルでロジャー・ダルトリーの後釜に入ると言う話題も当時あったそうですから、それなりに業界知名度はあったのかもしれません。  1968年にはディープパープルを組む連中とレコーディングしたりして2枚のシングルを残していますが、プロデューサー名義から察してジョン・ロードやリッチーの参加したのはI Shall Be Releasedだけのようですね。この後に出した最後のソロシングルLight My Fireでもメチャクチャに上手いギタリストが参加しているのですが、誰なのか不明です。  このデビューシングルA面は、いきなりジャズっぽいギターから始まり、ブラスと掛け合うようなボズの歌声が調子よくはじまります。中間部はテナーサックスがソロをとっており、バンドっぽさは余り無いですね。ほんとにバンドの連中がレコーディングに関わったのかさえ音から判別できません。  B面は「キミはボクのタイプそのものさ」というアマアマのポップス。ボズのヴォーカリストとしての力量は歌い上げている分こちらの方が良く出ています。ただ音がとても古めかしいですね。まさに青春歌謡という感じでロックぽさの欠片もありません。まさにボズの歌声を味わう為のレコードw 彼もハスケルと同じくまさにクリムゾンには異質な気質だったのでしょうね。 カンパニースリーブの裏面にドライヤー広告が出ているのが時代性を感じさせます。 以前取り上げたBOZのシングル関連記事 2nd single BOZ - MEETING TIME / NO(AH) BODY KNOWS BLUES (1966) http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/201102070001 3rd single BOZ - PINNOCHIO / STAY AS YOU ARE (1966) http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/201101160000/ 4th single BOZ - Carry on Screaming (1966) http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/201103170001/ 5th single I Shall Be Released/Down In The Flood (1968) こちらはリッチー・ブラックモアの60年代セッション集CDなどで聞くことが可能です。 以下は記事にしておりませんが、別館にて画像を公開中です。 6th single Boz - Light My Fire / Back Against The Wall (1968) http://chop100.doorblog.jp/archives/9376476.html US ONLY Boz - Pinnochio / The Baby Song (1966) http://chop100.doorblog.jp/archives/9376476.html

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