ウオーキング再開(何度目だ…)
あまりにヘタレな体力をなんとかせんと、またウオーキングを開始した。以前もやっていたころは、10キロ歩いたこともあるのに、今や1キロ歩くと翌日は筋肉痛という哀れな体になってしまった。そしてここ数年は1年に数回くらいしか、ウオーキングらしいウオーキングはしていない。というわけで、2月後半の土日から、まずはめざせ1万歩! なのだが、最初から頑張りすぎるのが悪い癖なので、疲れてきたらやめる(1時間目安)で開始。今のところ8000歩くらいが最高か。今どきの元気高齢者だってもっと歩くっつーの。家の近所は視界さえ開ければ、ほとんどスカイツリーが見えるので、みえた個所で写メを撮るという目標を設定し、今日はいつもと違う方向へ出陣。いつもは深川方向だけど、今日は本所方向へ(我が家は本所と深川の間くらいにある)。まず国技館前を通り過ぎ、安田庭園へ。この日はいい天気だったので、駐車場でハトがぺったり地べたに座り込んで日光浴していた。この辺りはもともと安田財閥の持ち物で、この庭園はじめ安田学園とか、なんかいちげんさんお断りな雰囲気がある。旧安田庭園は清澄庭園なんかと違ってほったらかしにされていて(一応、中之島の松には雪吊りがあったけど)、何の名物もなく、パッとしないところがいい。管理している墨田区が予算をつけないからにちがいない。大きな石灯籠が無造作に置かれていて、石に苔がびっしりついていて、ここは東京大空襲の難を逃れたところであることがわかる。周辺は火の海だったろうに。で、まだなんの芽吹きもない立ち枯れた木々の間からみえるスカイツリー。清澄庭園と同じ回遊式の大名庭園だけど、手入れされてないのか水は濁っていて、水鳥も少ない。生物の気配がない公園はさびしい。両国公会堂。美しいフォルムの建物なんだけど、老朽化のため使われなくなって久しいらしい。ずっと立ち入り禁止だ。もったいないなあ。年に1回くらい散歩にくる都立横網町公園。ここは関東大震災と東京大空襲の慰霊堂や復興記念館があって、死者の霊でいっぱいなところ。子供がくるとなんか悪いものを引き寄せてしまいそう。ここの大きな石垣の上に建つ三重塔がいつ見ても不思議。なんでこんな造形なんだろう。そもそも三重塔なのに、ここは都立公園だし、宗教色がない。国家が主導した戦争で亡くなった軍人の慰霊は靖国神社という国家神道で祀るけど、自然災害および一般庶民の犠牲は宗教色を出してはいけないのか。途中で春の山菜の天ぷらつきのせいろをランチに食べ(ふきのうとうの苦みがスペシャルにうまかった)、合計90分。足が痛くなる前に帰ってくるのが上策だと今頃気が付く。すこし続けて体力つけて、次に古都に行くときはがんばって歩いて、行きたい寺へは全部行きたい。