2007/11/29(木)22:31
フツーなのにエラそうな店
小さな映画館やらお気に入りの喫茶店やら、銀座界隈で飲んだ後に来られる場所だった一角が、あっという間に更地になったと思ったら、いつの間にかできていた「有楽町イトシア」。
ITOCIAって、何語だろ? と思ったら、日本語だった(爆)。
「有楽町で遭いましょう」という懐メロに、♪いとしあ~というフレーズが出てくるらしい。
でも、丸井かよ!
丸井って、百貨店なのかな? 全部テナント?
いわゆる月賦が利く店、という認識しかないが、若者向けのちょっと格落ちの百貨店という位置づけなのかな? 中野の本部に取材に行ったこともあるけど、地方から上京した学生とか、社会人一年生御用達というイメージが抜けない。
店も中野・新宿・渋谷のほかは、上野・錦糸町・大井町みたいに、先端ではないターミナルに立地しているよね。
でも出来立てのイトシアはどこもかしこも新しくてゴージャスでいいな。
今日はイラストレーターのYさんと、そのイトシアのなかでも、ロケーションが抜群と聞いた中国大陸料理「過門香 點(TEN)」に行ってきた。同じフロアには、3丁目の店はよく行く、サントリー系の「響」が入っている。
それにしても中国大陸とは、また大きくでたな。大陸以外の中国ってどこよ?
台湾? 大陸人に殺されるよ……。
メニューは四川から上海まで、大陸を網羅している。つまりなんでもある中国料理店なわけね。
しつらいはチャイナチャイナしていなくて、ヘッドセットをつけて、待っている客をふさわしい席に案内するフロアマネジャーがいる。ウェイティングバーもある。
こういう、サーブはしないフロア係がいると、客は確実に値踏みされる。
我々の前で待っていた客は、奥まったくらいほうの席に通され、我々はガラス張りで有楽町の駅ホームが丸見えの特等席に通された。
鉄ちゃん垂涎の場所! なんだろうな。駅を挟んで向こうのビッグカメラや東京フォーラムも丸見え。駅前の人の流れも一目瞭然。人間ウォッチングが楽しめる席だった。
こういう席に案内される優先順位は、金持ってそう→きれいなねえちゃん→服装に気合い入っているの順だろうな。我々は3番目だったが、若いねえちゃんでもジーンズやフリースだと、まず窓際には案内されない。隣は丸井なのにちょっと気取りすぎかもしれんなあ。
自分は今日は絶対ここ来ようと思っていたし、見かけで客判断するだろうと思っていたので、ベロアのペプラムスカートとシルクブラウス、ファー付きレザーコートと、ちょっと気合い入れました(爆)。だって、若さには太刀打ちできないからさ、せめてプレゼンタブル勝負だよ。
なのにコートを預けるクロークがない(怒)。まあ、ランチだからいいけどさ。
ランチは定食の中心価格帯が1500円前後。まあ妥当だな。でも同じ価格帯なら南国酒家のほうがずっとバラエティに富んでいる。
写メ撮るの忘れてしまったけど、私は四川セット(坦々麺+麻婆)、Yさんは黒酢の酢豚。
器も洋風だし、センスはいい。酢豚の味付けをちょっとなめさせてもらったけど、見た目真っ黒で濃厚そうな黒酢なのに、味は普通。
麻婆も普通だったが、坦々麺はかなり迫力あるつくりでおいしかった。薄皮付いたままの状態で炒めた大粒のピーナツがゴロゴロ。細切りにしたザーサイもどっさり。かなり辛くて、途中でむせて会話不能になる(爆)。
この坦々麺だけ、また食べに来たい。