日々是徒然

2008/02/27(水)08:51

もうBLに萌えられないのか……

萌えとBL(103)

最近、映画もえばかりしていて、BLも読んではいるけど、マンガはハズレばっか、小説も途中で投げ出すことが多くなって、そろそろつらくなってきた。あとは好き作家さんの新作が出たらチェックするぐらいでいいかなあというぐらい、自分のなかでの読むモチベーションが落ちている。 証拠その1 以前は週に2回以上新刊書店に行き、23区内のBL置いてそうな古書店までくまなくチェックしなくては気が済まなかったのに、気がつくと1週間以上本屋に行ってない。 証拠その2 昨年夏以降、読む本読む本ハズレ5:アタリ1ぐらいになってしまって、特にマンガの新人さんは軒並み合わずにがっくり続きだった。 証拠その3 考えたら、小説はよほどレビューが自分好みじゃない限り、すでに数人の好き作家さん以外手を出さなくなっている。 一昨年は、1年かけて「グイン・サーガ」を1巻から105巻まで読むという愚行を犯していたから、まだ間が持った。ああ、そういえば栗本さん、病気が再発しているらしい。心配だ。もうグインも続きを読むことはないだろうし、アンチも多いのは知っているが、彼女がジュネの世界で多くの逸材を育てた事実は曲げられない。あの健筆ぶりが私には死に急いでいるようにしか思えなかった。 で、去年は平行して評論や新書を結構読んだ。今年に入ってもポチって買うのは米原さんの未読の本とか仕事関係ばかり。BLは、新刊の平積み眺めて買うに留まっている。 昨日も、夕方、打ち合わせに出かけたその足で書店に寄ったけど、あれだけマンガで失敗するとさ、もう新刊を買う気にならないんだよね。先週買ったのも非BLばかりだったし。 たとえば、深井さんの新刊、以前だったら飛びついたのに、半分ぐらい掲載時に読んでいるなあと思った時点で、手にも取らなかった。1月ぐらいまえに出ていた語シスコさんの旧作新装版(2冊まとめたやつ)も、半分読んでるし値段が1000円近くしてたから、未読作は気になったけど結局買ってない。 そうそう、先週ぐらいまでバッグに入れていた、今市子さんがイラストつけてて大正浪漫という、設定だけは自分好みのホワイトハート文庫は、主人公がもろに石川啄木だったので、アホらしくなって途中で読むのをやめた。だって名前も設定も、妻の名前まで伝記そのまんま。ちょっとこれ、あんまりじゃない? と思ったけど、あとがき読んだら、中島梓(温帯の別名)の弟子だったので、ちょっと引いたよ。こんなの許していいわけ? 中島さん、啄木の生涯を知らないわけじゃないだろうに。はっきりモデルは啄木だって、本人が開示していればオーケーだけど、こういうのはパクリとは言わないのだろうか? 結局、物書きのプロとして通用しないレベルの人たちが多すぎる、編集さんのレベルも低すぎる、ということだろうか。非BLマンガでも、なんで編集はここをチェックしない? という微妙な間違いが多すぎて、ああもう自分が歳をとりすぎて、小姑のようにチェックが厳しくなっていることに萎える。そしてこのジャンルの読者として、自分はもうふさわしくないんだなあと感じてしまうのだった。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る