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テーマ:DVD映画鑑賞(13578)
カテゴリ:萌え映画
『スリーピー・ホロウ』 ティム・バートン×ジョニデ(はっ、こういう書き方は紛らわしいな。いやべつに二人はできてはいない)の作品は全部観ていたつもりだったけど、『スリーピー・ホロウ』を忘れていた。18世紀末のアメリカ東海岸に伝わる首なし騎士の都市伝説。 おお~、この頃のジョニデはまだ貴公子っぽいぞ。そしてブロンドのクリスティナ・リッチがちゃんと成熟した女に見える。 首切り死体を当時の最新技術である検死法で検分するシーンとかあるし、結構グロいんだけど、そんな生死体なシーンより、全体の雰囲気が怖い。色彩も色調も舞台も背景も登場人物の造形も効果音も付帯音楽もすべてがホラーとサスペンスの色に統一されていて、それでいて万人向けの謎解きストーリーにもなっていて、さすがにうまいよティム・バートン! そして、頭とラストで、クリストファー・ウォーケンがいいところをさらっていった(笑)。 こんなまがまがしいカメオロールな役でも、かっこいいなあ相変わらず。10年ぐらい前の作品だが、この作品のウォーケンはまだ若々しく見える。そりゃ特殊メイクだがな。 18世紀末のNYなんて、まだ田舎もいいところで、荒野にちんまりとヨーロッパの特権階級社会ができあがっている。実際にはその何倍もの奉仕する人間もいるはずなのに、描かれない。これは「エイジ・オブ・イノセント」を観たときにも思ったが、その後「ギャング・オブ・ニューヨーク」に描かれた裏社会を観て、ちょっと安心した。清濁合わせての植民地だもんね。そして当然だがこの頃はまだカラードはいない。 ジョニデとウォーケン、二人が観られて幸せな映画。内容はダークだが。 それにしても、なんだっけ、ジョニデの役名。 イカハット? イカバット? いかぽっぽ? 一体どこの国の系統なのか気になる。 なんか彼の幼少時代の悪夢が繰り返しフラッシュバックで描かれるんだが、そこにヒントがあったかなあ。ながらで観ていたので全然覚えていないよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.09 09:16:25
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