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2008.12.30
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カテゴリ:評論・エッセイ
 

TONOさんの「おひとりさま」漫画。と、こないだ読んだ理佐さんの美容エッセイ。
上野さんの本がベストセラーになって以来、負け犬の先には「おひとりさま」が待っていて、でもそれはみじめなことでも恥ずかしいことでもなくて、清く正しく生きていれば(そしてお金があれば)好きなことして生きられるよ~んということなんだが。
でも松原惇子さんがやっている会とか、おひとりさま同士が結束して墓までつくっちゃうとかいうのはやりすぎだと思うが。

そしていつまでも、エッセイではあの3頭身キャラでかわいいまんまのTONOさんだけど、きっともう半世紀近い年齢だよね。子どもの頃、家にテレビがなかったとか小学生のころ白黒テレビだってあるけど、TONOさんの場合、それでもかわいいと思うのはなぜだ。

大阪のマンションに猫と一人暮らしで、同じマンションのなかにヒデキを飼っている女二人で暮らしているマンガ家がいて、どいつもこいつも同人作家。同人活動で20年以上コンスタントに本が売れて、マンションが買えて、経済的に自立していれば、もう恐いものはないような気がする。TONOさんは商業でも固定ファンがいるけど、デビュー当時はあの絵柄だし、ファンタジーだったから中山星香さんとよく混同してた。

スレスレの雑誌にも連載しているからてっきりBL組だと勘違いしちゃうけど、TONOさんはBLは描いていない。不思議ファンタジー(時々スプラッタ)と猫マンガとエッセイマンガが3本柱だ。最近のストーリーマンガは読んでいなかったけど、子どもの医者の話が好きだったな。

でね。これはこないだ読んだ伊藤理佐さんの「女のはしょり道」にも通じるんだけど、こう開き直った女の強さがあってすばらしいと思う(笑)。いやほんとに。TONOさんはお母さんもご本人もすごい美人だけど、なのにマンガじゃ三頭身で、LLサイズのおばさんパンツだし、やっぱり作家と名の付く人で生き残れるのは、自分の恥をどれだけ晒せるかということなんだろう。とりあえず自慢が先にきちゃう人には面白くない。そしてヘンな嗜好があろうが女としてどうよという男前な暮らしぶりであろうが、もうこの域に達しちゃった人にはつっこみどころがない。

不思議なことに伊藤さんのエッセイマンガって、「この人年齢の割に考え方が保守的だなあ」と思うことが多いのに、TONOさんはもう「年齢ってなに?それって食べられるもの?なら食べちゃったわ」ってぐらい変わらない。結構トシバレしているネタも多いけど、でも乙女の妄想や生活ぶりに年齢を感じさせるものがないんだよなあ。でも両者とも描き込みすぎず白すぎず、目にやさしいマンガ。こういう本って、薄くて高くてCP悪いんだけど、結局どれだけ好き作家さんかということだよね。こういう種類の本買う動機って。

ああ、そうそう。特に面白かったのが、妄想のなかに自分の前世が次々出てきたり、頭の中に「スーパーエゴの部屋」とか「うぬぼれルーム」があって、疲れたときには甘えているというやつ。誰でもしていることなんだけど、こうはっきり描かれると笑うしかない。
こういう妄想が引きもきらず頭の中に湧いて、それが創作の源泉なら、こういう人たちはやっぱり結婚なんかして、人のために尽くす人生を送っちゃいかんと思う。伊藤さんも、吉田戦車と結婚したと聞いたときは驚いたけど、別居婚らしいしな。






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Last updated  2008.12.30 10:03:30
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