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テーマ:徒然日記(22701)
カテゴリ:いろいろ
NHK教育の、昔の「芸術劇場」が、今は金曜の夜になってとっても不便。というか、ほとんど見逃してしまう。いくらウィークエンドとはいえ、平日の夜にゆったりとした気分で芸術鑑賞なんてできないよ~というわけで、英国ロイヤルオペラの「マノン」も、放映していることをすっかり忘れていて、途中から観た。
プッチーニのオペラの「マノン・レスコー」は知っているけど、バレエは初めて見る。音楽はプッチーニじゃないのね。誰? 酔っ払いが女性にからむシーンとかあって、クラッシックバレエなのに、なんか台詞のないサイレント映画というか、派手な振り付けのサイレントオペラのようだ。バレエの舞踊の部分より、ストーリーや演技を追ってしまう。それを意図した演出。 衣装が特異で目を引いた。舞台は18世紀の貴族階級だけど、当時のそのものを踊りやすく丈を短くした感じで、バレエコスチュームっぽくなくて新鮮だ。なんつうかクリノリン入りのドレスをそのまま膝下でちょん切った感じのレイヤードチュチュとかあってかわいい。でも重そうだし、肩にショールをつけたまま躍ったりするのはたいへんそう。 それにしてもロイヤルオペラはやっぱりなんつうか、華がないよね。昔、コヴェントガーデンで2回ほど観たことあるけど、美男美女がいなかった(笑)。今回は、そういう振り付けなのかもしれないけど、群舞が完璧に揃っていないし、あまりに日常動作的に振り付けているので、「おおお~っ」という感動がない。 それより!プリンシパルダンサーが黒人だった。主役だから、なんだっけ、デグリュー?役の人が。 ABTとかアメリカには黒人舞踊手のいるバレエ団があるし、モダンなら当たり前に黒人ダンサーもいるだろうけど、由緒正しきクラシックバレエで、18世紀貴族スタイルで黒人プリンシパルによるパドドゥは初めて観た。 ……あの~下世話な話だけど、このタイツ姿だと、股間が異様に大きく見えて正視できない感じ。な、なんで? 黒人だから? ちょっち恥ずかしい。サポーターの下のものがすんごくもっこりしていて、特にテレビだと人物アップになっちゃうから、大変なことになっている。髪が縮れ毛なのはまだ許そう。でもこれは……。モダンとか、もうすこし違うコスチュームだったらよかったのになあ。それとも私の見方が腐っているから気になっちゃうのかなあ。だとしたら困った腐脳だ。 調べたらこのダンサーはカルロス・アコスタというキューバ人だった。太もももすごく筋肉バリバリで、すらりとした体型からはほど遠い。昔、ヌレエフは足の形が悪いと言われてたのを思い出した。ロシアのバレエ団にはこういう体型の人は入団できないだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.10 11:36:42
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