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テーマ:徒然日記(22703)
カテゴリ:いろいろ
『日経W○MAN online』(伏字になってない!)を眺めていたら、「ホモソーシャル」の文字が目に飛び込んできて、誤解もあって過剰反応した(笑)。
記事は「働く女子の恋愛社会学」というゆるめのエッセイなんだが、「男子たちの先輩・後輩関係」というテーマで、職場や合コンの場で仲のよすぎる男子同士の連帯関係は、「学術的には“ホモソーシャル”とも言われ、いわゆる“体育会系”にありがちな文化」らしい。 「学生時代に“本物”の体育会に所属していなくても、日本の男子たちは小さいころから部活文化、先輩・後輩文化にもまれて育ってきています。そして、ザ・部活とも言うべき会社組織の中で、その傾向はさらに強固なものとなっていきます。」 体育会系に縁のない自分は、そんなもんか?とも思ったけど、考えてみれば女子にも「おねえさま」的な百合文化が大昔からあって、私が子供の頃も、中学ぐらいまで「一緒にトイレ」に行っちゃう女子は多かった。そして母親の女学生時代の寄宿舎生活の交換日記はまるきり「おねえさま」「かわいい妹!」が接頭語にある「百合」だった(ああ読んだとも。だって形見でもあるし)。 だからそれが男子同士だって別段珍しくはないんだが、気がつくと今の職場に、やたらいちゃいちゃとなつく営業部のボスがいる。高圧的なくせに、なにかとつまんない雑談で部下に絡んで、返事をしないと「シカトかよ」とがっかりする。お昼もやたらと一緒にいきたがる。 別にそっちの道の人では全然なくて、ツマも子もある今時の30代なんだが、やたら声がでかくて、細マッチョイケメンの体育会系。ブースで区切られているとはいえ、隣の島なのでうるさくてかなわない。お願いだからブランド物のスーツのジャケットやコートの内側のタグをわざわざ見えるようにハンガーにかけるのは、はずかしいからやめてくれ! 記事によると、 「男性たちが自ら進んでその関係に身を置きたがるのは、オスとしての本能があると思われます。放っておくとすぐ「どちらが優れているか」を張り合う傾向のある彼らは、平等な関係で扱われるとつい頑張りすぎて疲れてしまうのです。敬語関係という(表面的には)明確な序列に組み込まれているほうが、ストレスなくゆったりと各自の役割を果たし、自分のキャラを発揮できるというわけです。 男性陣が同列関係(大学の同期や会社の同期)の合コンと比べると、その違いがよく分かります。“同期合コン”では、常に「どっちがモテるんだ?」という水面下の小競り合いがおこなれ、表面的には仲がよさそうでも、殺伐とした空気が流れがちです。もちろん、そういう“本気合コン”を好む女性もいるかもしれませんが、少なくとも、“先輩・後輩合コン”に流れるどこかまったりした「お食事会」的な空気は損なわれます。」 ふーん。でも同性同士、一目をはばからずいちゃいちゃするのって、体育会系とか関係なく女子は全然平気だよねえ。男子って同学年・同僚同士だと牽制しあうくせに、どうして先輩・後輩だととたんにホモソーシャルになるのか不思議だったんだ。 日本男子には「タテ社会・体育会系イチャイチャ」の本能がDNAにすり込まれている、というのが結論だったが、んじゃあイマドキの草食系はどうなるんだ? 彼らは滅多なことでは心を開かないし、誰ともイチャイチャなんてしないぞ。そして私はなぜかそういう年下草食系に異様に懐かれる(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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