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カテゴリ:BLマンガ
『ドンド・クライ・ベイビィ』木下けい子 木下さんって、ほかにも「ベイビィ」ってつく本、あった気がする。シリーズじゃないよね? 木下さんの作品は、概ねキャラクタの造形も好みだし、お話もほのぼの系で好きなんだけど、結構当たりはずれがある。特に絵の造形そのものが崩れがちになることがあって残念なんだよなあ。 今回も、絵がまたちょっと崩れ気味だし、せっかく獣医×製薬会社MRという好みなく見合わせなのに、お話がなー。ちょっとなー。あれれというところに目をつぶって読んだら15分くらで読み終わっちゃったよ。 動物に好かれるツンデレMR、というのは新しいけど、動物はホントに単なる小道具だったので、もっとわんこやにゃんこにからめたエピソードが読みたかったなー。だってもったいないよ、せっかくの職業設定が。 ところで、MRくんは長年付き合ったカレに捨てられ、オンナと結婚するという手痛い失恋をしていて、それをずっと引きずっているんだけど、続けて読んだ深井さんの作品に出てくる喫茶店のマスターが、まったくおんなじ理由でうじうじくんになっていて、なんだなんだ、オンナに走った男が忘れられないというパターンが流行なの? 結構印象に残るし、どんなに「こいつと添い遂げる」とか思っても、男同士なんて一生一緒という保障なんてないんだし、オンナに走るのはごくまっとうな行動なので、それで傷ついて暗くなっちゃうような女々しい男はBLだって自分はヤだな。なんか究極の草食みたいでさ。というのはBLドリームに完全に浸りきれない年寄りの世迷言だと思ってくれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.05 20:48:19
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