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カテゴリ:青年マンガ他
おっとこちらもそろそろクライマックス。予告では次巻でラストらしい。当初、すごく面白かったんだけど、私のなかではヴァルナに来てからは興味が失速しちゃったなあ。なんでだろう。バレエものはほんの小さな頃から大好きだったけど、曽田さんは男性ということもあるのか、バレエを道具として借りて「天才」を描きたかったんだよね。 少女漫画のバレエマンガは、一人の天才にふりまわされちゃうとお話にならないのでありえない展開だ。アラベスクにしてもスワンにしても、平凡な少女が、努力によって才能が開花し、恋愛も成就ってパターンだから、挫折も苦しみもあるのが常道。なのに昴ちゃんは、芸においては挫折はしない。絶対期待の先行く展開で周囲を驚愕させる。だって天才なんだもん(笑)。 その代わり、幼い頃に半身ともいえる双子の弟(兄?)に死なれ、親に愛されないというトラウマを背負っている。これが行ってみれば挫折。最初っから挫折しているから、あとは右肩上がり一方な人生。それもまたよし。 ヴァルナ編に入って、なんでつまらないかというと、もう一人天才が出てきちゃったからだよね。あのチャイニーズの子のエピソードは、昴ちゃんの天才性を薄めちゃっているような気がするんだよねー。彼女の出番も長すぎるし。確かに天才一人がちのお話じゃつまんないから、強力なライバルは必要だけど、これまで散々スパル一人の話で展開してきたので、なんか違和感がある。なにより、初登場時はドキドキしちゃったニコ・アスマーがどんどん空気キャラになっていったのが残念。でも今回、いきなり昴に告白(つーか、あれはプロポーズだろ)してたのでまたびっくり。 主役に恋愛話がないなあと思っていたけど、まさかのラストちかくで、向うからやってくるとは。恋愛に関しては相手任せで来るもの拒まず、なのかな、昴ちゃん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.09 00:45:05
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