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カテゴリ:BL小説
大体、年の後半にまとめて5,6冊本を出す水原さん。同じ月に異なる版元から2冊出るなんてこともよくある。もう何年もこのパターンね。 そして、水原作品を読み始めた当初は、古臭い昭和テイストが好きだったんだけど、さすがに最近飽きてきた。この作品もこってり昭和で、受けさんはドMでド演歌で、ちょっと頭弱いんじゃないかってほど受け身でものを考えない。高卒の役場勤務で、10年近く仕事しているのに雑用って、どんなバカ? 自分の意思のない人間は顔がよくても魅力ないわあ。 でも地元で代々続く神社の息子(養子)だから、社会も受け入れていて、ああもうこういう頭弱そうな受けは勘弁してほしいわ。 目新しいのはヤクザ×神職という組み合わせかな。神職といっても通信教育で勉強中の身で(東京都下のはずれに神社があって、都内に暮らしているのに、なぜ大阪で受講しているのか謎。だって渋谷に神社本庁があるじゃない! そのとなりには関東唯一の神職養成大学もあるのに)、どんな勉強するのかとか詳しくは描かれない(作者が調べていない)。 せめてこの受になにか霊感めいた能力が備わっていたらよかったのに。待っているだけの日陰の花って、女でもいいじゃんって話だ。 兄ちゃんも謎だ。血のつながらない弟に恋心を抱いたからって、育ての親を裏切って家を出るって理解不能。そして10数年で組の跡取りにまでなるって、どんな出世? どうも力抜きすぎの作品。やっぱり自分好みじゃない弱っちいキャラだと言葉がキツくなるわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.14 21:30:20
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