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カテゴリ:BL小説
キャラ文庫の水原さんはややおとなしめのはずだけど、この作品は最初からがっつり3人だったわ。でもちょっと前に読んだ『神迎え』同様の、主体性のない受がダメだったわ。どうして同じような性格のキャラが続くかな。 でもお話は兄弟話だった『神迎え』と異なり、生きていることにすら自信がなさそうなダブル受くんが、タイプの異なる二人のオレサマに愛されちゃってる話だ。最初は痛々しい一方的な乱暴で関係し、その後、代わりばんこに受くんを慰み者にして早や10年。愛しているといっても、かなり乱暴に一方的に好きにしているだけで、受くんはまるきり人形みたいな扱い。これはないなー。受くんはあほかと。SMっぽいのは、Mでも精神が強ければオーケーなんだけど、別にそっちの嗜好はないみたいだし。自分がないキャラクタは苦手だなあ。 何考えてんだこの受!というのは私がこういうタイプが理解できないからで、読んでいるうちに、嫌悪のインジケータは下がってくる。それは、攻二人が肩や大会社の経営者でいい嫁をもらわなくてはならず、こなた未来の大学教授の研究者で、これまた教授の娘かなんかとの縁談話があり、これを機に自分は身を引こうと思ったりしていて、流されるままなんだけど、一応受なりにいろいろ考えていることがわかったから。 なんか、あんまり仲もよくないけど、高校時代からの友人と秘密の宝物(生もの=受)を共有している秘密クラブの乗りだな。でも水原さんの作品だと思うと刺激が足りず、こういうウジウジ受くんはもうおなかいっぱいとも思う。 今年はちょっと水原作品はこれで打ち止めにしよう。結局新刊2冊スルーするのかな。たまには世の中の評判を聞いてから買うのもいいかと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.11.29 07:28:01
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