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テーマ:徒然日記(22679)
カテゴリ:いろいろ
会社を辞めることになった経緯について。
スカウトの形で移った会社だったが、あえなく事業部ごと吹っ飛んでしまった。ずっと出版関連の業界にいたので、ベンチャー、ネットビジネスという新業態にもあこがれがあって(出版界の低迷もあって)、嬉々として移ったのだったが。 で、そこで5年頑張ったわけだが、ベンチャー系の怖さを身に染みて実感することになった。 次々、新ビジネスを立ち上げて、新しいことにチャレンジして止まることを知らない世界だったなあ。とりあえずやってみる。やってみてダメだったらやめる。その繰り返し。私はたいていの場合「それはどう考えても無謀です」と、いつもストッパーの立場だった。 それでも自分のスキルをもって、質の向上には貢献してきたつもりだったが、事業部に予算がなくなると「質の向上はどうでもいい」と言い放たれた。あきれた。給与水準の低い会社のなかで、専門職扱いだったので金喰い虫だったのも事実だろう。 絶対にリストラはしない会社なのだが、居場所がなくなる代わりの行き先が「営業」。は? 無理無理無理~。そんなわけでの年の瀬も押し詰まっての退職となった。 そういや、一つ前の会社でも、作っていた雑誌が休刊になったから辞めたわけだし、フリーのころにかかわっていた雑誌もずいぶんなくなっている。そもそも新卒で最初に入った出版社も、とうにない。なんか、私って疫病神? そのうち死して屍拾うものなし、とかになるんだろうか。 これまで、いろいろと引き立ててくれた先輩たちは、もはやリタイヤしている人も多く、人づての転職は望めないかもしれない。これまでが人に恵まれすぎていたんだなあ、と困ってから知る現実の厳しさ。いや、まだなんにも動いてはいないんだけど、なかなか再就職できない例が卑近にあるだけに、次はわが身と、先を考えるとハッピーではないな。 ちょうどこないだ、交流分析をベースに人材育成している講師に話を聞いてきたばかりで(仕事)、これまでTAなんて信じなかったけど、ちょっとやってみようとか思ったり、なんか今、キューブラー・ロスの五段階説でいうところの「怒り」の段階なんだよね。 片っ端から友達に電話しては、失職したことを自ら言いふらしている(笑)。 でも、一方であと少しで精神的な激務から解放されると思うとうれしくて、久々に積読本を片端から読んでやろうとか、貯まりに貯まっているやりたいことのリストを考えている自分もいる。 贅沢に慣れた生活をリストラする作業も残っている。断捨離じゃ、断捨離っ! 生活レベルをシュリンクさせることにためらいがないのは、断捨離とかが流行ってくれたおかげだな。もう何年も前から、本当にほしいものなんてなくなっているし、費用がかさむのは「サービス」の部分だけだった。だからこれを止めればいいわけだ。たぶん簡単だ。 幸いなるかな、私には養う家族は猫しかいないから、最悪、自分の口(とネコの食餌)さえ養えればいい。なんとかなるさ(ほ、本当か?)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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