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テーマ:徒然日記(22702)
カテゴリ:音楽全般
今日は半休とって税務署で確定申告。移動中と待ち時間の間にイエスのドラマを聞く。
えーっと、まず整理。 究極、トーマトまでが黄金期メンバー。そして70年代。 トーマトの後、ジョンとリックがドロップ、クリスはバグルスを取り込んでドラマを作る。それが1980年。 ジョンの声が聴けない初のイエスアルバム。 このドラマ、あまり評価されていないけど、私にはおもしろかった。トーマトは繰り返し聞こうと思わないけど、ドラマは新鮮。イエスからジョンとリックというメロディー担当を引くと、ここまでギュンギュンのロックになるのかと驚いた。クリスとハウはほとんどへヴィメタルのノリで楽しんでいる。 トレヴァー・ホーンのヴォーカルはジョンのようなやわらかさはないけど、高めでシャープ。嫌いな声ではない。 で、マシーンメサイアとかテンパスフジット、into the lenzは、かつてのイエスのような、異なる断片のドラマチックな合体に思える。変拍子っぽいリズムがあり、ドキドキのベースラインとギュンギュンのギターがかっこいい。でもこの音にジョンの声が乗るかというと、ちょっと違う。 もしかしたらクリスとハウは、ジョンがいるとできないことを、このアルバムでやっているのかもしれない。 で、次のアルバム制作が難航するうちにハウが脱退。ダウンズを連れてエイジアを結成する。どうやらイエスのマネージャーでもあったブライアン・レーンが暗躍したらしい。 その次がいよいよトレヴァー・ラビンのロンリー・ハートになるわけだな。 トレヴァー・ラヴィンのいるイエスは、明らかに私の知っているイエスではない。クリスもアランもいるのに、たったひとりのマルチミュージシャンによって、こうまでサウンドって代わってしまうものなのか。 ロンリ―ハート(90125)は当初、ジョン抜きで制作しようとしたけど、結局呼び戻して、ヴォーカルが2人になった。映像だと、トレバ―が歌っている時のジョンの所在無げな様子が涙を誘うわ。ジョンってたまにギター持っているけど、明らかにおもちゃ扱いで、最後まで弾かないよね。そして漂う産業ロック臭。 まあ、そのおかげで、誰もが知っているビッグヒットを生み出すことになったわけだが、私は、ロンリ―ハートが流行っていた当時、それがイエスの曲だとは俄かには信じられなかった。イエスじゃなくてもヒットしたと思うわ。そしてあの痛々しいPVが作られる。 当時、なんだか日に焼けてチャラくなったジョン・アンダーソンのPVを見て、「お前らヤンキ―に魂売ったな」と思ったのを覚えている。少なくとも私の知っているイエスではもうなくなったのだなと。 実際に、成功したイギリス人ミュージシャンの多くは、税金逃れのために海外に拠点を移すのが倣いだったので、イエスですら西海岸の毒にやられてしまうんだなとか思って、ちょっと悲しかったのを覚えている。 20125の中では、私はトリッキーなアカペラのLeave itが割と好きかも。 PVは噴飯ものだったけど、これはトレヴァーとジョン、2人で歌っている。楽しそうだなジョン(笑)。 こういうのはやったよなあ。死んじゃったロバート・パーマーとか、ブライアン・フェリーとか、スタイリッシュなやつ。当時の映画でもで、みんながみんなアルマーニのダブルのスーツを着ていた(笑)。体幹が薄い 日本人には見事に似合わないビッグシルエットだった。とか昔を思い出していたら、ABWHのDVDでハウ師匠が全く似合わないクリーム色にストライプのビッグシルエットスーツでギターを弾いていた。このDVD、ジョンの服装も宝塚だし、リックはチンピラだし、ビルを見るためのDVDだ。かなり上段にしつらえられたプログラミングされたシモンズを腰を左右に振りながら軽快にはじく姿がかっこいいよ。 イエス=ロンリーハートだと知って、シカゴ=Hard to say I'm sorryで腰を抜かしかけたのと同じくらい驚いた。2曲とも同じころだよね。これが産業ロックなのかしら。 シカゴは長い夜と日曜の公園が鉄板で好きだったけど、アルバムは5枚くらいもっていたな。かわいかったロバート・ラムはどんな爺さんになっているこ とか。 ・・・およよ調べてみたらテリー・キャス死亡、ピーター・セテラ脱退で、ボビー・ラムしか残っていないのだった(ごめんよブラスセクションは名前は覚えているけど印象薄い) (画像検索中)うわっはあ~ボビーラム若いじゃないか! 老人萌え。ハウ爺見習えよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.12 00:09:34
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