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2016.04.12
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カテゴリ:音楽全般
■Live from Lyon CD編
期待していなかったベノワとオリヴァー在籍中の唯一の公式ライブ、予想に反して私には面白かった。
CDのほうは、なんたってコーラス(つまりクリス)がやたら頑張っている。クリスは、ジョンと同等まではいかなくても、ベノワのヴォーカルをなんとか支えて、ファンを失望させたくないという思いが入っちゃっている気がする。リードヴォーカルより目立つバッキングコーラス!

マシーンメシアではベノワより高い音で交代でリードヴォーカルまでやっているし、And you and Iなんて、ここまでクリスの声が冴えわたっているのをかつて聞いたことがない。

オリヴァーは別にとちったりしていないけど、平凡でみるべきところがないという印象。おいこらユニゾンばっかり弾いてんじゃねえぞ!とうちゃんみたいに飾り入れろ!とか思って聞いた(笑)。 
・サイベリアは平たんでのろくてついていけない。ギターもキーボードももたれてる。
・Tempus fugitもリズムが全然軽快じゃなくて、のったりしている。学校で習う唱歌みたいな感じ。オリヴァーはダウンズを完コピ。
・オンワード。youtubeで観た時はベノワの歌がつまらなかったけど、これ意外によかった。違う会場かな。自作だけにクリスの声がでかい。
・アストラル・トラベラー 初期の作品ではケイのオルガンワークを完コピ。でもやっぱり全体に平坦な印象。なんでだろうなあ。メリハリっちゅうも んをどこかに置き忘れている。
楽しいかといったら楽しめなかったけど、メンバー2人が若返ったのに演奏は老化しているという珍しい例だなと思って、興味深く聞いたわ。なんつうか、音だけ聞いているとメンバーの前に指揮者がいて、メトロノームのように正確に指揮棒振っている感じがする演奏。

ベノワの声は、イヤホンで聞くと、明らかにジョンとは違う。もっと堅い。そして語尾をタイで延ばすようにして終わるので、なんか全体にしまりのな い歌唱になってしまうことが多い(冬山遭難の冒頭部とか)。師匠に関してはそんなに手を抜いているようには思えないけど、もうこの時代になると、マスターワークスツアーに近くなっていて、古参メンバーは淡々と過去の曲を弾いている、という感じになっている。テンポも遅いしね。つまりスリリングさと疾走感はない。そう言う風に熟成して年をとったんだからいいんだけど、直前にYesshowsを聴いてたもんだから、30年という時の結 果をいやがうえでも突き付けられてしまった感じがするわけ。

■同上 DVD編
そしてやっと会えたよオリヴァー・ウェイクマン。…と思ったらDVDはどうやらメイキングのようで、曲は部分的にしか入っていなくて、途中にメンバーのインタビューが入っている。特に今回の強行人事の釈明会見のようにクリスがいっぱいしゃべってる。

クリスと爺のシャツは初めて見るな。爺は菜食だけあって植物柄のシャツを着ることが多い。ベノワはあのスタイルがもしかしたら一番似合っているのかもしれないと思うようになってきた。なんか真面目な体育会系の学生みたいでつまんない。髪型が問題なのか?でも彼の顔には合っている。つまりイエスのヴォーカリスト向きのルックスではないということか。かわいそうに。

あははクリスがメンバーチェンジは俺のせいじゃないとか言ってる。意図してはいないと。うっそだろー。ベノワの起用はジョンの復帰を待てなかった(小さい子供もいて金が欲しかった)からじゃないのか。それともジョンがフルステージ歌えない、ハードなツアースケジュールこなせいないと条件を提示してきたのを受け入れなかった結果か。
ラウンドアバウトでは特に破たんもなく無難なプレイ。しかし次のスターシップで、ハウのソロの後のシンセ音が基音じゃないのに音が大きすぎて浮く。ハウもとっとイラッとしてキーボードのほうを見てたな。プレイの稚拙さもあるけど、こういうセンスのなさが嫌われたのかもしれない。このメンバーのなかでは一番かっこいいんだけどなあ(笑)。
うわああトルゥーパー後半のインスト部分のオリヴァーの演奏、変。

インタビューに応じるオリヴァーをまじまじと見ると、鼻から下が若いころのリックに似ているかも。話しているときの口元、ちょっと突き出す感じで話す感じは昔のリックそのものだ。唇もちょっとぽってりしていて父親似。この人も190超えの長身で、手も大きくて、環境条件だけは備わっているんだけどなあ。どうも音色を選ぶセンスとか、全体のバランスを見て音量を調整する能力が足りない気がする。リックもよくプリセットのままの音だとか、音色選びが下手と言われるけど、その遺伝子なのか。カートゥルの中間の印象的なハープシコードのソロは音が小さすぎてもったいない。
                                                     オリヴァーはイエスの歴代鍵盤担当者のプレイを一応研究はしていて、トニー・ケイやダウンズのプレイも上手にトレースしてみせてくれた。この程度にはちゃんとこなせるのに、自分のオリジナリティはどこ?
ドラマからの曲【マシーンメシア】は、疾走感あるアップテンポな曲に対して、オリヴァーの弾くチャーチオルガンの音が重すぎる。途中のバロック時代のプレリュードみたいなオルガンのソロは印象的だけど、オリヴァー、コーラス始まったら音量は抑えるんだよ。後半、ハウ爺とのユニゾンでも、ハウが気にしてオリヴァーのほうを見ながらプレイしているのがわかる。21世紀にドラマの中の曲をやるのは初めてきくけど、マシーンメシア、かっこいいじゃない。べノアがアコギをライフルみたいに突き出すところとか、クリスの最後のキメポーズとか。

この時代になるともう、アリーナとか万単位のオーディエンスが入る会場ではなく、普通の小さい小屋を回っている感じなのね。私はこのぐらいのほうが好みだな。ローディーたちの仕事もラクだろうし。

■楽譜が読めないってブラフだろうと推測してみる
このおまけDVD、イエス結成のきっかけとかメンバーチェンジの理由とか、おそらく何百回も聴かれているであろう内容が大半ではあったけど、アラ ンとクリスが自分の音楽原体験を語っている部分が面白かった。それによって、かねがね疑問に思っていた「イエスメンは本当に楽譜が読めなかったのか」のいくつかが解決したからだ。

リックが、イエス加入当時に「加入したときイエスには楽譜を読める奴がいなかった」と発言しているのをなにかで読んだけど、たまたま楽譜がなかった(必要としなかった)だけで、本当に楽譜が読めなかったのはジョンだけ、というのが私の予想。加入後、ライブに際して、過去曲をマスターしなけ ればならなくなったリックが、ジョンに「スコアはある?コード譜だけでもいいけど」と聞いたら、ジョンが「僕らは楽譜なんて使わないんだ」と言った、に10円賭ける。

アランが子どもの頃ピアノを習っていたのは知っていた。あまりに打楽器みたいに弾くので、伯父さんにドラムを勧められたというエピソードは35周 年ツアーやユニオンツアーのメイキングで確認済み。そしたら今回のインタビューでは、アランは祖父も父もピアニストで、祖母は合唱団員というサラブレッドで、ピアノは6歳から習っていて音楽理論もマスターしたし、当時はありとあらゆるクラシック音楽を聴いていたと言っていた。そうなんだ!普段地味で目立たず、ドキュメンタリーでもあまり発言 していないから、ここまでちゃんと勉強していた人だとは知らなかったよ。スタジオ録音ではアランがピアノを弾いている部分があるらしいし、ライブ でアランのセットにキーボードがあるのも見ている。もともとセッションマンは譜読できないと仕事できないだろうと思っていたから、別に隠そうとしたわけじゃないだろうけど、この人はクロ。

そしてクリス。「音楽理論は子どもの頃聖歌隊で習った。4声の関係性もね。だからロックミュージシャンになるにあたってベースとヴォーカルを対位法的に合体させることにした」とはっきり言ってる。ほーら、真っ黒じゃないか。やっぱりなー。クリスが楽譜読めないはずはないと思ってたんだよ私。聖歌隊なんて毎回ほとんど初見斉唱だろう。しかも平均律とは違う旋法でハモらないといけない。相当厳しく鍛えられないと身につかない技術だよ。私はこの人は絶対音感もあったんじゃないかと思っている。ただ、15歳でビートルズを知ってからは、「ロックは楽譜なんて必要なくね?簡単なのにかっこええ!」とか思ったんだろう。あとちゃんと理論勉強していても譜読が苦手な人はいるので、そっちかもしれない。彼の見事なハーモニーと独特のリードベース(笑)は、少年聖歌隊員の音楽知識と経験が数百年の音楽史を飛び越えていきなり現代のロックに移植された結果だと思うわ。もちろん誰にも真似できない。
そうそう、あと2ndアルバムでオーケストラと共演したとき、誰がスコアを書いてオケに渡したんだろうというのも私の中では謎の一つ。トニー・ケイかな。

あと本人は楽譜は読めないと雑誌のインタビューとかで言っているけど、スティーヴ・ハウだって怪しい。絶対伝説づくりに加担している確信犯(笑)。
あの人は「読めない」んじゃなくて「読まない」んじゃないかと思っている。ハウ「正規教育は受けていないし、自分は耳コピできるから楽譜は必要ない」(私の推測)。したがって普段楽譜を目にする機会がないから面倒な調のおたま じゃくしは読めないし、自分では書かないと思うけど、絶対知っているよな。だってバッハとかマルチェルロとかバロック時代の音楽を古楽器アンサンブルと一緒に録音するのに、楽譜が読めなかったら団員に指示出せないと思うわ。少なくとも一度は楽譜を取り寄せて原曲がどうなっているかは調べて いると思う。ジャズやコード弾きの譜面に比べたら、バロック時代の楽譜なんて簡単だ。だからスティーヴ・ハウはグレー。

旧メンバーだけど、ビルだってあれだけ研究熱心でクレバーな人が、理論を知ろうとしなかったわけがない。実際、ユニオンツアーのステージで自分のセットを紹介してくれた時に、「こんなにたくさんのスコアを覚えきれるのか」とか言って楽譜を見せていたし、電子ドラムのセッティングには絶対ス コアが必要だろう。オタマジャクシではないかもしれないけど(まあリズム隊はもっとも楽譜を必要としないパートではある)、ビルも少なくともジャズ理論は知っていた。だから彼も真っ黒。

ということはよ、ビルを除いても、リックを入れると楽譜が読めるのは4/5で、理論を知っているのは3/5ということだ(ジョンとハウを除く)。 ロックの曲を作っていくのに理論なんてクソの役にも立たないとみんな思ってたのは正しい。だから常に斬新なアイデアにあふれていて、楽譜の読めないジョンがバンドのコンセプトリーダーだったところがイエスの面白さだと思うわ。
セッションマンだったリックが、よく楽譜なしで付き合ったなあとは思う。Going for the oneのセッション風景でも、ほとんど楽譜がなかった。あれ見たとき、本当に信じられなかった。それとも撮影用に隠してしまったかな。

オリヴァーのかわいそうなお話は明日!













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Last updated  2016.04.12 23:48:09
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