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2016.06.10
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テーマ:徒然日記(16225)
カテゴリ:音楽全般
■Rick Wakeman solo in Japan
2014年、日本でのリックのソロコンサートの音源、初めて聞いた。ブートにしては、かなり音がいい。まあピアノソロということもあり、お客さんもクラシックコンサート並みにお行儀がいい。ちょうど2年前の6月、65歳のリックか。

まったく技量は衰えるどころか、指がまわってまわって仕方がないという感じだ。オリジナル版からはかなり大きく変わっている2曲のヘンリーの後半なんて、過剰なまでにプラルトリラーが入りまくる。ミーティングもリストばりに細かい装飾スケール入ってすげえええと思う。そりゃ多少は指がすべってミスタッチもするけど、調性が崩れるようなミスではないし、指の動きは依然として安定して速い。スタインウェイだろうけど、こんなにこまかく広域アルペジオが鍵盤上を駆け回るのは珍しい。大きなフレーズ間のコントラストをつけるために、ちゃんとデュナーミクも考えていて、もともと5指が完璧に独立しているから、5指で旋律、1-3指で伴奏していても、1-3指が大きく聞こえることはほとんどないもんな。

考えたら、イエスでは立ちっぱなしで弾いているから、ちゃんとすわってペダルも細かく踏み分けられる生ピアノのほうが、緻密で正確な演奏を聞かせられるのは当たり前だ。リックにとって生ピアノに座って弾くコンサートなんて、本当はちゃらいのかもしれないと思う。

リックのソロコンサートでは定番になっているビートルズの2曲、ヘルプとエリナーリグビーのアレンジ。
後者がプロコフィエフ風だということは、リックがずっと以前から公言しているし、このアレンジ自体、1990年頃からステージで披露している。リックがまだカレッジに通っていた頃にプロコフィエフのオーケストレーションを勉強し、断然好きになったらしい。

それよりヘルプである。「フランスの作曲家、サン=サーンス風(スタイル)」!原曲とはまったく異なった様相の、のったりしたリラクゼーションミュージックに変身させられたうえに過剰な音のシャワーで埋め尽くされたアレンジは、なんとサン=サーンスだった。そう言われてみれば、あのグダグダに溶けているようなハーモニーはサン=サーンスっぽいかも。

I hope you understand that~と前置きしてたけど、この「わかってくれるといいなあ」は、スタイルを感じてもらえたらいいという意味なのか、自分の言っていることが分かってもらえているといいという意味なのか判断に迷う。サン=サーンスもセルゲイプロコフィエフも、英語の発音と日本語表記は違うからなあ。

このセットリストは日本公演向けということで、UKツアーとは異なるようだけど、言葉の通じない遠い異国のファンにも受けるように、極力メジャーな曲で構成している跡がみられる。文芸三部作のメドレーを中心に、キャット・スティーブンスやボウイ、ビートルズのアレンジ、イエスの曲。その合間にオリジナル。とくに千の光のダンスはオケとコーラスのカラオケのうえにリックのキラキラスケールが載るという、本当に美しいメロディアスな音楽だった。
リックはやっぱり基本は美しいクラシカルなメロディーメーカーなんだよな。なのにロックが好きで、本当に困った人だわ。だってロックのリックはB級なんだもん。(文芸三部作除く)

■RCMとRAM
ところでRCMとRAMの違い、ちゃんと理解した。もっと早くWikiを調べればよかった。そしてリック(中退)は間違ってRAMのほうに掲載されていた。RAMのほうが核式は高く、エルトン・ジョンやアニー・レノックスが卒業しているけど、意外にもクラシックの名演奏家はRCM出身のほうが多かったりする。おそらくもともと名家の子を受け入れるのがRAMで、出てもプロにならないんだろうかと思ったり、ワーキングクラスが奨学金で来るのがRCMなのかもと思ったり。
RCMも国立の音楽大学で、前身が教師養成だったので、教職過程という実務を教えるんだろうけど、出身者を見ると全然RAMに負けていない。
HP見てたら、ニュースリリースというか定期的に発行しているPR誌の2011年にリックのインタビューが載っていた。
自分が通っていた頃とは随分変わってしまったとか、記憶にある先生たちとか。そして本にも書いてあったけど、入ってみたら真剣にプロを目指している人がたくさんいて自分の来るべき場所じゃないと思ったって。
チャイコフ先生の「もう帰ってくるな」には後日談があって、彼自身、地方のオケに奏者として誘いがって、1年後には学校を辞めていた。あれ?でも75年のTVドキュメンタリーには出てたよね。
チャイコフ先生のクラリネットの個人レッスンの詳細が面白かった。
基本、1人30分らしく、1)まず数分遅れて行く、2)先生とチャット(世間話)をする、3)おもむろに楽器を組み立てる、4)念入りにチューニングする、5)5分も吹いていると、次の学生が早めにやってくる。
というわけで、いつも5分と吹かずに終わっていたらしい。そんなに下手ではなかったと思うのに、いやだったのかなあ。まあピアノのように自由にはならなかったんだろう。
あと、オーケストラとロックの共演については示唆に富んだ発言をしていた。つまり、リックが最初にオケや合唱とロックを合体させた当時は、オーケストラはクラシック以外の音楽に対する理解がほとんどなくて、「彼らは正確に弾くけど、それじゃ正しくないんだ」と言って、ロックを理解するためにやるべきことは「それを聞くこと」なんだって。でも今はオーケストラのメンバーもいろんな音楽を理解していて態度が変わったと言ってる。やりやすくなったんだな。そりゃあね、先進国では人口は減るし、音楽のジャンルは一層細分化・多様化するし、クラシックだけでオーケストラの財政なんて維持できない時代だよね。30年くらい前から。

ところでRCMは立地がいいねえ。ロイヤルアルバートホールのまん前。感覚としては明治神宮絵画館前、みたいな感じかな。あーいや、やっぱり東京芸大と文化会館みたいな関係性かも。この一角は私の大好きな場所、V&Aや科学博物館からも近く、ハロッズも歩ける範囲だし、なにしろナイツブリッジ、サウスケンジントン、ノッティングヒルとくれば、おハイソな地域だ。最初にロンドンいった当時は、まだハロッズはアラブ資本じゃなくて、ジーンズでは入店できなかったし、1フロアまるまる乗馬用品とかだった。近くには馬場専用レーンのある広大なハイドパークがあるし、ああこれがイギリスのクラースね、とちょっと感動したものだった。
ロンドンに行くと、1日はVA行くついでにこのあたりを散策する。ハイドパークには乗馬専用レーンとかあるし、有名なスピーカーズコーナーを確認し、疲れたら東側の対面にあるグロスターホテルでお茶をする。

■初Genesis
73年のジュネシスのライブ映像を見た。ピーガブって当時からこんなコスプレやってたのか。日本では70年代前半にはジュネシスは大きく取り上げられることはなかったと思う。MLや専科での特集とかも記憶にないし、写真なんかもほとんど見た記憶がない。第一、アルバムの広告を見た記憶がない。
でも、聞いてみたら好きな音楽だった。どうしよう。このうえジュネシスまで。
方向性としては舞台上の演劇空間重視なんだろうな、ピーガブって人は。音楽を視覚まで含めた総合芸術として表現したいあたりは、リックのシンフォロックとはまたべつの意味でプログレッシブではある。でも、そのコスプレたるや、まだサイケやフラワーチルドレンを引きずっているようなファッションだし、今見るとかなり無理がある。
入ったばかりのハケットはなぜか椅子に座ってプレイしている(当時の定番スタイルだったらしい)。口ひげを蓄えてかなり落ち着いた印象。でもみんな20代前半なんだよね。フィル・コリンズだけがやっぱり浮いている。
トニー・バンクスを初めてちゃんと認識した。いい鍵盤楽器奏者だと思う。音の組み立て方がキースやリックともまた全然違う。もっと硬質で現代音楽的だ。この人はどういうバックグラウンドがあるのか興味を持って調べてみた。

ああそうか、噂では聞いたことがある、全員パブリックスクール出身のお坊ちゃん集団だった。この人もそう。12歳から全寮制の学校で、そこでピーガブと知り合う。勉強していたのは高等数学、サセックス大学では化学を勉強してたけど、後に論理学と物理に転向とある。まあ完全理系の脳みそなんだな。だから楽器の取り回しもやたら詳しい。コルグのサイトにあるバンクスのページでも60歳くらいのトニーが、オアシスのワークステーションを楽々使いこなしていることが紹介されていた。もともとテクノロジーに強い人なんだな。地底探検を100回以上読んできた読書好きのリックとは、まったくかぶるところがない個性だ。

今世紀に入ってからは、ナクソスからアルバム出しているということは、やっぱりクラシックに回帰しちゃったか。音楽的な影響としては、ピアノはラフマニノフ、ラヴェル、オーケストラはマーラー、ショスタコーヴィチ、ホルスト、V・ウィリアムズなど、たくさんの名前が挙がっている。プログレの人は、まずミュージシャン自身がクラシック好きだよな。ジョン・アンダーソンも相当好きっぽいし、師匠もクラシック曲はソロでたくさん弾いている。アランも幼いころはクラシック聞いてたとか言ってたし、クリスは聖歌隊員だったし。






Last updated  2016.06.10 22:26:21
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