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思緒里

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青年マンガ他

2012.01.29
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カテゴリ:青年マンガ他

さてと。今日は漫画について。楽しみにしていたシリーズものが次々終わってしまい、悲しい気分を書き残しておこう。



なにが悲しいって、今日、手元に届いた『誰も寝てはならぬ』が最終巻だった。いったい、どれだけ読者がいるのか不明な、このゆる~いお気楽漫画を、永久に存在させておく懐の深さが「モーニング」にはないのか! とか編集部に文句を言ってもはじまらないんだけど、「大阪豆ごはん」が10巻で終わったので、最初はこれも10巻は続いてほしいと思っていたら、あれよという間に12巻、15巻と巻を重ね、ついに17巻で最終となった。でも、全員の恋の行方をなんとなく示唆して終わったのでよしとするか。あ~残念だなあ。サラ・イネスさんの描く、ゆるく生きてる中年たちのやさしげな大阪弁がもう見られないのか。

そして、心のオアシスだったこの漫画の最終話、オカちゃんが会社を辞めるとオカちゃんに言われたハルキちゃんが、勇気を振り絞って次に会う約束をするところで、図らずも落涙してしまった。こんな軽いコメディの1エピソードで涙するぐらい、キャラクターたちが血肉の一部になっていたみたい。

あとはヤーマダくんと亜美さんとか、暗~いマキオちゃんと巴ちゃんとか、カワイイ魚屋さんとネネちゃんとか(笑)。ゴロちゃんだけが永遠のハンターとしてステディはつくらないポリシーを貫いて終わるのね。
でもさ、ゴロちゃんって何度相手を変えてもいつも同じようなシュミの子になるというのは、すでに様式美の域だよね。きっと誰でもいいのかもしれない。
意外だったのは、ヤーマダくんで、高嶺の花だったはずの亜美さんが石拾いに出かけることを聞いて、自分も同じ楽しみを共有しようと(一人で)行ってみたところ。もしかして亜美さんはずっと待っていたのかもしれないし、ヤーマダくんも同じ銀座生まれ・銀座育ちのよしみで俺も圏内かもと思い始めたところがよかったわ。恋にうとい大人の行動は計り知れない(笑)。

 

それにしても。あ~もう。「プライド」が終わって「MOON」が終わって、「Real Clothes」も終わって、「誰寝」も終わってしまった。楽しみがないよう。一応「とりぱん」と「死が二人を分かつまで」は続いているけど、全社はわくわくしながら発行を待つ種類の内容じゃないし、後者はとっくにサイバーアクションものになって当初のトキメキは失われてしまった。
あとなんだろ。続きが出たら絶対買うのは。あ、伸さん(今は違うペンネームだが)の「PALM」シリーズがあるな。こないだやっと「蜘蛛の文様」が終わって、残すところあと1シリーズ。どうやら寿命が尽きる前に最後まで読めそうな気配。「やじきた」もあるけど、続きって感じじゃないし、何年も間が空いたりするからなあ。



漫画といえば、雲田はるこさんの「昭和元禄落語心中」の2がおもしろい。1巻から読み返して2巻を読んだら、いっそうおもしろい。そして現在進行形がどうにも昭和っぽいと思ったら、やっぱりそうで、2巻の途中から始まった師匠の青春編を読んだら(この構造も剛さんの「座布団」「花扇」に似てるけど)、戦中が青春時代で、談志世代よりさらに上という設定だったよ。なるほど。雲田さん、ますますいくつなのか気になる。書き文字にしても絵のタッチや書き方にしても、古いセンスだとずっと思っていて、それがこの作品にはピタッと嵌っているけど、それが「過去を学んで手に入れた」ものだったら、ちょっとすごいかなと。

 

あーっと、あとは西原理恵子さんの「人生画力対決」が秋から冬にかけて立て続けに2冊でて、相変わらず大笑いしながら読ませてもらった。東村アキ子さんの美人っぷりがすごい。そして手が早いことも。東村さんも、絵の描き方は古いと思っていたら、尊敬するのは美内すずえだったりするわけね。なるほど。

あと三田紀房氏がうまかったのにもびっくり。作品でのあのへたっぷりはブラフですか?ヤマザキマリ氏(初の海外編)は、10代からイタリアに絵を学びに行ってたにしては、実はあんまりうまくなかったり(日本のはやり漫画を知らないのを差し引いても、芸術性もないし、どうよというレベルだわ)、いろいろおもしろいよ相変わらず。

ヤマザキマリで思い出したけど、アニメ版「テルマエロマエ」のあの稚拙っぷりは意図的なのかな。絵も動かないし、学生がつくった作品みたいだった。なのに割とおもしろかったりして。このおもしろさは、タモリ倶楽部をおもしろいと思う中年の感性だろうなあと自分でつっこんでみたり。






Last updated  2012.01.29 20:35:32
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2011.11.04
カテゴリ:青年マンガ他

『百器徒然袋 鳴釜』志水アキ/原作:京極夏彦
『百器徒然袋 瓶長』志水アキ/原作:京極夏彦

おおおうコメディに徹したこのシリーズも単行本になっていたか! どっちも「怪」連載の第1回目だけ読んでいるけど、相変わらず素っ頓狂で絶世の美男(ほぼアラフォーなのに)のエノさんが好きだ。志水さんも好きだし、このシリーズは大好きだけど、でもやっぱり、原作を知らないとおもしろさは半減するよね。というか伝わらないというか。

どちらも深刻な事件じゃないので、薔薇十字探偵が出張って仕切ったり、関口くん並みに気弱な草食男子が中核となって振り回されたり(鳴釜の被害者の兄)、人間とは思えない頭身とフォルムをしたマチコ庵とか、すべてがデフォルメでカリカチュアで滑稽で愛がある(笑)。

エノさんを上回る父男爵とか、その父に振り回されるエノさんが下僕たちを使って瓶屋敷に乗り込むとか、汚れなき赤ん坊を見つけてでろでろになるところとか、みんな笑えるけど、それは京極読者に許された特権であって、原作知らなくてこの漫画だけ読んだ人がどれだけおもしろがれるかは不明だ。






Last updated  2011.11.08 21:40:00
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2011.08.07
カテゴリ:青年マンガ他


ひなちゃんが学校でいじめに遭っていた、という衝撃のラストで終わった5巻から、早く次が出ないかとずっと待ちわびていた。最初は零くんの将棋の世界だけが舞台かと思っていたけど、この下町のつましい一家と出会って零くんが変わっていったのだから、やはりこの姉妹と風変わりな和菓子屋の祖父のことも丁寧に描いてくれなくてはね。もう読む前からドキドキしてた。

ああもうなんて強くて不憫な子なんだひなちゃん。こんな陰湿なイジメは自分が子どものころはなかったから(単にぼんやりしていて気づかなかったのかもしれない)、どうしてこんなふうにクラス内で上下関係ができてしまうのかわからない。

正義が勝つとは限らない。正しいものが無視され、いわれの無いいやがらせを受ける世界なのね。そして零くんは唐突に彼女を守ろうと決意するんだが、その方法がさすが天才棋士だけに、大分あさっての方向を向いていて大笑い。零くんの大ファンの元担任も一緒にフィーバー(死語)しちゃって、なにやら盛り上がる様子が楽しい。

でも零くんは棋士だからね、ちゃんとお仕事もこなす。なんしろひなちゃんを救う→金で解決という図式を思いついたもんだから、勝負に勝たなくてはならない。こらこら、勝負事に欲を出したらいかんでしょ、青少年!

関西まで出かけていって(アウェイなのか?)新人戦でかろうじて勝つものの(ファイナルの対戦者は永世新人賞(爆)の異名を取る貫禄たっぷりの海坊主でこわかった。

あ、その前に対戦した、マナーの悪い棋士さんはモデルがいたはずだ。そして零くんの親友のおぼっちゃまくんが、とうとう倒れた。彼のモデルとなった棋士は若くして亡くなっているから(おそらく同じ病なのかな。小児糖尿病とか腎不全とか)、なんか一番元気のいい癒しキャラだけに、暗雲立ち込めた感じがして、ちょっと悲しい。

それにしても、少年漫画連載とはいえ、世間知らず(オクテどころか恋愛に関心なし)の高校生(だけとプロ棋士)と下町純情昭和チック中学生の恋愛なんて、おままごとみたいだわ。






Last updated  2011.08.08 20:54:57
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2011.07.19
カテゴリ:青年マンガ他
 

リブレでも描いていたのか草間さん。あれ?そういえば以前もリブレから出していたかも。
大人の男性同士、中学生、高校生といろいろなパターンとシチュエーションのお話が3本。でももう1本入れてもいいくらい薄い。そして内容も、いつもの草間さんの作品にくらべると、なんかちょっとライト。リブレに合わせているのかな。

それより最近、平行して読んでいる無関係の漫画と小説のシチュエーションがすごく似ていることが続いて驚いている。たとえば「王様のベッド」では冒頭、山の中の一軒家を訪ねていくと、そこには彫刻家がいた。
今、ランチタイムにぼちぼち読んでいるたけうちりうとさんの2004年の小説でも、山の中の一軒家を男が訪ねていくと、そこには鉄を使って造立体造形(彫刻ではなくて溶接?)をつくる芸術家が住んでいる。びびびびっくり。山の中の一軒家にイケてる芸術家が一人で住んでいるなんて設定は、そうそうかぶらないよなあ。

 

そしてまだブログには書いてないけど、雲田はるこさんの「昭和元禄落語心中」を読んだら、2ヵ月くらい前に読んだ剛しいらさんの「座布団」と重なった。てか、ほとんど「座布団」トリビュートみたいな作品で、えらく面白かった。雲田さん、BL描くよりこういう風合いのほうがずっといいじゃないか!

両者とも、アタマがそれまで落語となんの縁もなかった青年が、孤高の落語家(受タイプ)に弟子入りするというシーンで始まって、師匠は女形というか女房役がやたらうまくて、地の部分に「女に生まれたかった」みたいなセリフがあったり、天才肌で影のある一匹狼タイプ。
落語の世界はほんとうに疎いので、実在の落語家にこういうタイプがいるのかどうかは知らないけれど、伝統芸に生きる人々の奥行きの深さがよく表現されている。

「座布団」のほうは、あくまでBLだから、弟子視点で師匠の複雑な生き方を削り出してみせていたけど、雲田さんの漫画のほうは、師匠と今は亡き兄弟弟子との確執とか、なんか霊的なものが「視える」設定だったり、兄弟弟子の娘を引き取って育てていたり、その娘が師匠を敵とばかりに憎んでいたりと、恋愛がからまない分ずっと複雑で、すんごく読み応えがある。絵もストーリーも全然合わないのに、妙に昭和を感じさせて気になる漫画家さんだったけど、これで雲田さんは私のなかでは外せない人になったな。

 

かぶった作品はもひとつあって、ダラダラと作家買いの名香智子さんのブルボン王朝ものを読んで、女子向けジャンプの「ジャンプ改」にも同じ時代のブルボン王朝ものがあって、ところがこっちは男性作家さんなのかな、登場人物は同じなのに、あまりにも造形が違っていて、両者の距離感にめまいがした。ルイ15世(アントワネットの舅だわね)と姉さん女房の后妃が出てくるんだけど、名香さんのはどこまでいっても洒脱な御伽噺で、ジャンプのほうは生々しい人間ドラマ。これこそ漫画読みの醍醐味なのかもしれない。

ところで最近、女子向けジャンプだの女子向け少年漫画誌が相次いで創刊されて、どっちも読んでみた。ジャンプのほうは面白いわな。もともと女子のなかにはジャンプ血流濃度の高い人たちがいて(同人誌で描いている人なんかに多いはず)、人気があるのはわかるけど、それを女子というには憚られる年齢の女子(やっぱあくまで敬称としては「女子」)にも面白い、でも本質はジャンプだよって雑誌がどういうものか、すごく気になっていたんだよね。

もう一冊は、エンターブレインから出た「コミックジーン」。これはさ、「テルマエ・ロマエ」を読んでいる女子を想定したのかもしれないけど、外しているよね。大分設定年齢が低い気がする。そしてどこが少年誌なんだと。ゲーム系というかファンタジー系のこういう漫画雑誌はすでにたくさんあるし、とっくにジェンダー超えているから、好きな女子は読んでいたはず。その二番煎じに過ぎない気がする。

版元さん、ちょっと読み違えたかも。だって「テルマエ・ロマエ」の読者は、編集が考えているよりずっと年齢層上だよ。私のまわりにたくさんいるもん。普段全然漫画の話とかしたことがないのに、家に遊びいったらこの漫画があったり、それこそ普段全然漫画を読まない友人が、「テルマエ・ロマエ」だけは読んでいたりしたしね。みんなアラフォー~それ以上だよん。
そういう層はさ、剣と魔法(超能力)には興味がないの。なんつうか、生々しくない人間ドラマで感動したいんだよね。たぶん。恋愛要素は実体験で苦労していたりするから、あんまり重要じゃなかったりとか(笑)。

BL出している版元からここ数年で創刊された乙女系雑誌はことごとく失敗しているみたいだけど(読んでみたのはリブレが出した「クロフネ」とか、新書館の「カグヤ」とか。あ、講談社の「ARIA」も読んでみたけど、設定年齢が低すぎた)、こういう、少女漫画以上のOL御用達漫画が好きで、でも実はジャンプも好き、みたいな層は、敢えてそこにターゲットを絞って新創刊しなくても、現状の供給量で事足りているような気がするよ。






Last updated  2011.07.19 22:45:38
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2011.07.12
カテゴリ:青年マンガ他
    

これはマンガ好きの男子(昔の仕事仲間)から借りたマンガ。青年誌のグルメマンガというと、「クッキングパパ」みたいな手作り派から、ワインだのそばだの、最近は出汁マンガというのもあるらしいけど、これはグルメマンガでもなく、ドラマティックなストーリーのあるマンガでもない。でも毎回、深夜食堂のおやじさんが作る(料理以前のメニュー多し)シンプルでなつかしい献立と、そこに集う人間模様が印象に残る。絵はねえ、少女漫画で育った身にはとても奇異に思えるけど、でも高野文子さんのマンガのデフォルメに通じるものがある。

舞台は深夜12時~朝7時までやっているカウンターのみの食堂。どうやら新宿のはずれのほう、という設定らしい。深夜に次々客が来る環境だからね、歓楽街と都心の安アパートとか住宅密集地が隣接している地帯。そこには大抵一人でふらりと客がやってくる。そしてそのうち客同士が顔なじみになる。都会の中の限定されたご近所づきあい。

メニューのない食堂では、客が食べたいものをマスターがつくってくれる。10年くらい臭い飯を食っていそうな、顔に大きなスカーのあるやせぎすのマスターは、大抵の料理はつくる。
でも客のリクエストが、赤いタコさんウィンナー炒めとか、ちくわにキュウリを突っ込んだやつとか、うなぎのタレ丼(うなぎ抜き)とか、ゆでたまご(なんの細工もない、本当にただのゆで卵)とからっきょとかバターかけご飯とか、そんなの。誰しもが子供の頃に好きだったこだわりの一品だったり、ひたすらとにかくそれがあればご飯が食べられるとか、そういうもの。ふりかけや魚肉ソーセージも主役になっていたから、もはやB級グルメですらないけど、それらに孤独で寂しい都会に巣食う人間たちのストーリーが投影されて、なかなか読み応えのあるショートストーリーになっている。

私がこの店に来て注文するなら、なんだろう・・・薄いけど目のつまった黒光りのする上等の海苔とか、千切り茗荷をたっぷりのせたうずみ豆腐とかかなあ・・・。まあでも、孤独も寂しさも複雑な人間関係とも無縁なうすっぺらい人生しかもっていない自分は、こういう店に行く資格はないけどね。

ところで、登場する食べ物のなかに存在は知っていても、実は食べたことのないものが結構多くて、赤いタコさんウインナーというものは本当に食べたこともつくったこともなかったので、自分でつくってみた。可愛いけどやっぱり安いウィンナーの味だった(笑)。






Last updated  2011.07.12 22:29:32
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2011.07.09
カテゴリ:青年マンガ他


おっとこちらもそろそろクライマックス。予告では次巻でラストらしい。当初、すごく面白かったんだけど、私のなかではヴァルナに来てからは興味が失速しちゃったなあ。なんでだろう。バレエものはほんの小さな頃から大好きだったけど、曽田さんは男性ということもあるのか、バレエを道具として借りて「天才」を描きたかったんだよね。

少女漫画のバレエマンガは、一人の天才にふりまわされちゃうとお話にならないのでありえない展開だ。アラベスクにしてもスワンにしても、平凡な少女が、努力によって才能が開花し、恋愛も成就ってパターンだから、挫折も苦しみもあるのが常道。なのに昴ちゃんは、芸においては挫折はしない。絶対期待の先行く展開で周囲を驚愕させる。だって天才なんだもん(笑)。

その代わり、幼い頃に半身ともいえる双子の弟(兄?)に死なれ、親に愛されないというトラウマを背負っている。これが行ってみれば挫折。最初っから挫折しているから、あとは右肩上がり一方な人生。それもまたよし。

ヴァルナ編に入って、なんでつまらないかというと、もう一人天才が出てきちゃったからだよね。あのチャイニーズの子のエピソードは、昴ちゃんの天才性を薄めちゃっているような気がするんだよねー。彼女の出番も長すぎるし。確かに天才一人がちのお話じゃつまんないから、強力なライバルは必要だけど、これまで散々スパル一人の話で展開してきたので、なんか違和感がある。なにより、初登場時はドキドキしちゃったニコ・アスマーがどんどん空気キャラになっていったのが残念。でも今回、いきなり昴に告白(つーか、あれはプロポーズだろ)してたのでまたびっくり。

主役に恋愛話がないなあと思っていたけど、まさかのラストちかくで、向うからやってくるとは。恋愛に関しては相手任せで来るもの拒まず、なのかな、昴ちゃん。






Last updated  2011.07.09 00:45:05
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2011.06.19
カテゴリ:青年マンガ他


『乙嫁語り(3)』森薫

眺めているだけでもうれしくなるユーラシア遊牧民族嫁マンガ3巻。今回は舞台と主役を移して、言語学者(文化人類学者?)のスミス氏をめぐる物語だった。2巻までの、狩りのうまい年上の嫁さんの話も面白かったけど、今回はスミス氏があやうく5人の夫と死別した後家さんと結婚しそうになる。最初は無理やりだったけど、そのうち、兄弟と次々結婚せざるを得ない運命だった後家さんに想いを寄せるようになる。そうか、乙嫁というのは単数ではなく、アミルがトップバッターで、次々と異なる乙嫁が登場する構造なのね。それぞれ部族や地域が違うと、風俗も食文化も異なるから、森さんのことだから、そのさまざまなバリエーションを全部描きたいのかもしれない。寿命がどんだけあっても足りないぞ(笑)。

今回は、ひょうきんな案内役の青年が、世渡り上手な次男タイプ(事実、財産をもらえない次男だった)で、スミス氏をアンカラに送り届けるまでに、さまざまな知恵を披露してくれそう。その第一弾が、茶屋(カフェ?)での大宴会だった。ここで懐かしのアミル夫婦登場! アミルちゃん、「キジがおいしそう!」って、一人で市場で生きているキジを買って捌いて、焼いてもらっておいしそうに食べていた(笑)。食が豊かな文化は生き延びるというか、食が豊かでないと文化として成熟できないというのが私の勝手な持論なので、別に王侯貴族でもない、一介の遊牧民がこれほどの質と量を担保していることに驚く。どれもおいしそう~! 

そして、いつもながら風俗、装束、慣習、生活の様子など、モノクロなのに鮮やかな色が見えてくるようだ。これ、拡大して幼児の塗り絵に使えそう(笑)。
毎回楽しいあとがきでは、ヤギと羊(の原種に近い種)の違いを一言で説明していた。なるほど~目頭の切れ込み、ね。アンケートはがきに、いろいろなポーズをとる子羊ちゃんたちがてんこ盛りで可愛くって、フレームつけて飾りたいほどだ。

ところで、夫が不慮の事故や病で亡くなると、嫁はそのまま居残って、夫の弟と結婚するというのは、日本でも戦後しばらく普通にあったことだ(今でも閉鎖的な部落ではあるかもしれない)。
学生時代の友人(山梨出身)のお母さんもそうだと言っていたな。だから、父として育ててくれたのは実は伯父さんだったとかね。公家や武家の系統、あるいは資産家でもない限り、側室やお妾さんを複数持つことはできないから、嫁が残って次々夫を変えていく。「家を守る」ことが女系に移るんだよね。外からやってきた嫁によって血を絶やさない、とっても合理的な方法だ。しかし、いかな自由恋愛とは無縁の時代や国であっても、次々いろんな男(しかも兄弟)に身を任せるというのは、やはりフェミ的にはどうかと思う。






Last updated  2011.06.19 20:46:01
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2011.06.17
カテゴリ:青年マンガ他

【送料無料】誰も寝てはならぬ(15)

すごいなーもう15巻かあ~。もう登場人物の性格やら言動の傾向はすっかり頭に入っているので、ハラハラドキドキを期待するというよりは、「やっぱりねえ~」という予定調和を楽しむ安心お気楽マンガ。なんか「オフィス寺」の連中を見ていると、妙に安心する。

表紙がいいね~隅田川の屋台船からの花見だね。対面(表4)にいるのは誰? えっ、ゴロちゃんの元妻の平井さん! なななんでこの二人! と思って読んだら、別にイイ仲になったわけではなく(だってこの二人だとどう考えても男女逆転だ)、ガミガミいわれながら一緒にクライアントに行って、間の時間つぶしだった。平井さんもキャリアウーマンとして気を張っているから、たまにはこうやって息抜きしたいんだよね~。年の離れた部下をもつ女子は誰しもこういうときがあるよね。

そんでもって無自覚だけど、ハルキちゃんがモテまくり。岡ちゃんも、怪しい本屋の姪っ子の着物ガールも、もしかしたら銀座の画廊の亜美さんとか、みんなが気にしてる。才能あるけど野心はなくて、競艇好きでプレッシャーに弱くて、生活能力はなさそうに見えて実はそこそこあって、趣味は猫とバラ育てという草食系。マンションは自前。さあどうする?

自由業に近いとさ、才能だけでどこまでやっていけるか将来性が疑問だけど、ゴロちゃんの会社がマネージメントしているし、この連中のチームワークというかクサレ縁の関係はすごくうらやましい。誰も抜け駆けせず、手を出すでもなく、イイ感じでバランスが取れている。要たるゴロちゃんが自由にさせているからだろうけど、この均衡を長年保つのは大変そうだ。きっとゴロちゃんは、女遊びが充実しているほど仕事もできちゃうタイプだな。

最近、個室本として「大阪豆ごはん」の文庫版を読んでいるけど、「モーニング」連載時にリアルタイムで読んでいたころは、あの一家の3姉妹は全員おねんさんだと思っていたけど、10数年ぶりに読み直すと、当然のことながら全員年下なのだった(笑)。「誰寝」のハルキちゃんは育った松林だった(笑)。そしてやっぱり私は今でも昔と同様、難波のドイツ人、イワハッさん(ヘルムート岩橋)とふぐを捌ける美術商のおーしみっさん(大清水さん)がお気に入りなのだった。






Last updated  2011.06.19 15:20:46
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2011.05.12
カテゴリ:青年マンガ他
【送料無料】荒呼吸(3)

【送料無料】荒呼吸(3)
価格:650円(税込、送料別)



久しぶりに気圧の変化に体調がついていかず、水曜は一日フテ寝。朝から体が泥のように重くて、まともに動けない状況は数年ぶりかな。今年に入って、1月末にインフルエンザ、3月末にウイルス性胃腸炎とか、1カ月おきに仕事できない病に襲われていたけど、「低気圧で体が動かない」というのはどういう病気なんだろう。前の会社にいたころはしょっちゅうだったけど、ここ2年くらい出なかった症状なので、身の処し方を忘れてしまっていた。

そういえば土曜あたりからずっと頭痛が続いていて、レルパックスを飲むとその後はしばらくおさまるんだけど、偏頭痛ほどの痛みでもないし、レルパックス高くてもったいないのでその後はバファリンやイヴでごまかしていたけど、あまり効かなかった。これも前兆だったかも。

ところで『荒呼吸』の3巻読んだ。やっぱり面白かった。ついでに2巻から読み返したら、リウマチは鍼灸治療が合っていたらしく、因子の数値は高いままだが痛みが治まっているようでなにより。

3巻には、松本さんがイラストレーターになったきっかけが描いてあって、驚いたことにアラサーまではイラストやマンガを生業としていない普通のOLさんらしかった。だからマンガの基本を知らなかったのか。

いつも家でひとりでビールで晩酌をしていて、この年代の女子がそれではあまりにもさびしくないかしらと思ったけど、考えたら自分もまったく平気(というかむしろ気楽で好き)なので、1人ゴハンが平気なところは同じ人種なんだろう。きっとこういう状況に耐えられなくなったら婚活するんだろうと思い始めて早やン十年。一向に耐えられなくなる気配がないまま、婚期がケツまくって逃げちゃったよ。まあ自分の周りもほぼ独身中年女子(矛盾語)と手を出さないことがわかっている団塊自由業と草食系青年ばっかりだもんな。

結構幼少時の記憶が鮮明で、スピリチュアルなことが身近によく起きる人らしい。この本では、趣味のひとつに赤の他人の墓参りがあると知って、影響受けた著名人の墓参はするけど、名もない人の墓には興味のない私は心底驚いた。墓石を愛でるわけでも、彫られた文字とか方角とかを検証するわけでもなく、そこに眠っている過去の見知らぬ人と語りあっている。これは無理だな自分には。でも、こういう体験をたくさんしないと、自分自身をネタにするエッセイマンガは続かないものね。まさにわが身を削って商売している感が強い。

この人は、人になにかを自慢するとか、人から注目されるようなものを描くというタイプではなく、身の丈に合った生活ぶりを淡々と描いて、それで「うんうん、そうだよね」って共感したり、身近な存在だからこそ「こんなところは見習おう」とか「こういうところはこうすればいいのに」とか感じながら、応援しながら一緒にがんばりたくなる。生活ぶりと趣味から察すると、ずっと年上に思えるほどだが(実際はもちろん逆だ)、まあ要は「昭和の子」ということでひとくくりにできるのかも。






Last updated  2011.05.12 22:25:51
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2011.05.07
カテゴリ:青年マンガ他
【送料無料】テルマエ・ロマエ(3)

【送料無料】テルマエ・ロマエ(3)
価格:714円(税込、送料別)



おおお~今回はラオコーンの表紙なのね。シャンプーハットがラブリーだわ。
すっかりヒット作家になっちゃって、もはや大家の風格すら備わっているヤマザキさん。もともと職業も住んだ国も、家族関係も経験値が一般人の10倍くらいある人だからな、それらを生かした作品が面白くないわけがなく、やっと弾けたという感じかも。

そしてこの作品、なんと実写映画になるそうだ。本気か? ルシウスは阿部寛ねえ。だって彼が古代ローマから日本の風呂関係にタイムスリップすると言葉が通じない設定なのに、どうするつもりだろう。あんまり原作を変えてほしくない。やるならローマロケでカラカラ大浴場ぐらい登場させてくれ(笑)。

あいかわらずクソまじめなルシウスが、どんどん政権の陰謀に利用されていく。でもそれより、タイムスリップした先で、日本の些細なものにいちいち感激するルシウスが好きだ。今回もラーメンやギョーザに始まり、射的の景品のブサイクなぬいぐるみを「神」とまで形容していて吹いた。こういうくだらないカルチャーギャップをルシウルらしい驚き方で表現しているところが面白いわ。でも私が面白がれるのは作者と年齢が近いせいもあるような気がするけど、この面白さが果たして若い世代にも通用するのかが不明だ。






Last updated  2011.05.07 14:24:04
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