ロード・オブ・ザ・リング20世紀最高の文学として知られるJ.R.R.トールキン原作による『指輪物語』3部作を完全映画化した『ロード・オブ・ザ・リング』。映画『ロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings)』 第一作「旅の仲間(The Fellowship of the Ring)」 第二作「二つの塔(The Two Towers)」 第三作「王の帰還( Return of the King)」2004年春公開予定 指輪の伝説 -THE LEGEND OF THE RING- 一つの指輪はすべてを統べ、 一つの指輪はすべてを見つけ、 一つの指輪はすべてを捕らえ、 くらやみのなかにつなぎとめる。 遠い昔、19の魔法の指輪が作られた。 そのうち3つがエルフ族に与えられました。最も賢く美しい不老不死の一族である。7つはドワーフの族長たちに。鉱山の採掘、金属の精錬と細工に長けた種族だ。そして9つの指輪は人間に、9人の王たちの手に渡された。権力への欲望が最も強いのは彼らであった。 これらの指輪は、同族を治める力と意思をもたらした。だがそれは罠だった。さらに一つの指輪が作られたからである。 モルドールの国、滅びの山の火の中から、暗黒の王、サウロンは、19の指輪すべてを統べる「一つの指輪」をひそかに作り出したのだ。生きとし生けるものを支配せずにはおかないサウロンの残酷で邪悪な意思が、この指輪に注ぎ込まれた。 ひとつ……またひとつと、中つ国の自由な大地は指輪の魔力に飲み込まれていった。だが、それに抵抗する者も出た。人間とエルフの連合軍は、モルドール軍の侵攻に反撃。滅びの山の裾野で、中つ国の自由を賭けた戦いが始まったのだ。 しかし、モルドール軍と暗黒の王サウロンの力は圧倒的であった。連合軍のすべての望みが消え失せたかに思えたその時、王の息子イシルドゥアは、死んだ王の剣を取り、サウロンの指輪を指もろとも斬り落としたのだ。するとサウロンの邪悪な姿は、甲冑を残して消え去った。 こうして、中つ国の自由の民の敵、サウロンは敗れ去った。「一つの指輪」はイシルドゥアの手に渡り、悪は滅び去ったかに思えた。しかし、人の心はけがれやすいもの。イシルドゥアは、指輪の魔力に取り憑かれ始めていた。そして「一つの指輪」を永遠に葬り去る機会を失っていった。 |