修羅の門 第弐門 川原正敏著 購入レビューw
ジ・エイペックス第2回戦。 それにしても飛田の試合は門一期(筆者の公式用語のようである。)からカウントすると、実に20年ぶりぐらいの歳月が経過しているんではないだろうか??? 本編では1年半ぶりのリングとなっているが・・・。 内容としては、ページ数の9割前後が飛田の試合で完全決着。 しかしながら、スリリングな展開はあまり期待できず、寝技での攻防も何だかもっさり感がどうしても拭い去ることができなかったといわざるを得ない。。。 これは恐らくであるが、門一期の最終章でのメインが寝技のエキスパートであるグラシエーロとの戦いが多かった所為もあるような気がする。(無論、当時死ぬほどはやったグレーシー柔術のオマージュもの。) 過去と比較すると、絵の路線はかなり洗練されたものになっているが、どうしても当時のグラシエーロの寝技合戦と比較すると、テンポやスピーディーな展開に関しては些か表現力が現実味重視で期待に胸躍るようなものでないのが残念でならない。 終了間近では、陸奥と最高神・ボルトの試合が始まり、これがいいところで終わるので、どちらかと言えば期待は次巻のほうが大きいと言わざるを得ないだろうか??? 講談社コミックス KCGM1370 MONTHLY SHONEN MAGAZINE COMICS【1000円以上送料無料】修羅の門 第弐門 9/川原正敏