ごはんぢから　～武蔵野婦人の厨房から

いろいろ手の込んだ料理を作っても、食べる人はあまり喜ばない、ということってままあることです。特に相手が子どもだと。それも、うちの子のように食にさほど関心のない子だと！！

えーん。
こんなに食いしんぼな母なのに、なぜうちの子は食いしんぼじゃないんでしょ。
なにせ、世の中で一番好きなものが

「パン」
しかも、何もつけない食パンを水でぱくぱく食べるのが大好き、、、、という
ほんま、フランス人みたいなやつ＞爆

当然、手が込んだ料理や、あまり見たことのない料理が食卓に並ぶと
手をつけません。そう、やつは限りなく食に保守的なヤツでもあるのです。
てごわい。


しかし、そんな彼にも、「お母さんの作ったお料理でこれだけは大好き」
っつーもんがあります。そのひとつがハンバーグ。
ああ、ほんとシンプル。あまりにそのまんま。

でもね、「おかあさんのハンバーグが一番おいしい」って言われると
もうめろめろーーーっとなっちゃうんですよねー。
ということで、なんだか今日は「息子の好きなもんばっかり」という食卓
を急に作りたくなって、ハンバーグと、新じゃがの丸ごと素揚げ…
というお子様メニューにしてみました。

簡単すぎてあっけないぐらいだったけど、子どもは大喜び。
食卓ってほんとに不思議ですねえ。
やっぱり、喜んでもらえるのが一番うれしい！




うちのおかあさんハンバーグの定番はこんな感じです。

１、たまねぎをフープロでみじん切りにする。今日はパセリも入れました。
２、１にバターを乗せてレンジでチンする。（ついでに、新じゃがも隣においてチンしておく。その他、つけあわせ野菜はここでチン）
３、パン粉を牛乳でふやかしておく。
４、ここに２の加熱したたまねぎを入れて、今日はグラハム粉を入れました。香ばしくなって、舌触りがちょこっとできてうまいのらー。あ、そうか。卵も入れる。


↑グラハム粉とパセリ入りのパン粉。これが結構うまい。

５、味付けはシンプルに塩コショウ、ワインか日本酒、そしてウスターソース！
６、肉をまぜこぜて、子一時間寝かせる。
７、あとはぺたぺた形を作って、強火でこげめをつけたあと、弱火で蒸しながら焼く。
８、ハンバーグを取り出したあとに残った肉汁に、ケチャップと中濃ソース、おしょうゆをまぜてソースにしてうえからかける。

とろとろにやわらかく種を作って、ふわーっと焼くのがうち流です。
お肉の味ががっつりする肉汁がこぼれ出るようなハンバーグより、ふわふわのあっさり系を喜ぶので＞息子ちゃん。
自分で言うのもなんですが（笑）、このとろーっと口の上で溶けていくようなやわらかいふわふわハンバーグは、とりたてて特徴のないシンプルで当たり前のメニューなんだけど、私の自慢料理でもあるのでした＞えへへ。

とにかく、上にきのこ乗っけたり、チーズ溶かしたり、イタリアンだの和風だののソースにしないのが一番喜びますなあ。この、ケチャップと中濃ソースとおしょうゆが肉汁と混ざったソースが、うちのハンバーグの味です。簡単だけど、結構好き。


みなさんのおうちのハンバーグも教えてね！