ごはんぢから ~武蔵野婦人の厨房から

2007/11/08(木)11:56

ベルリンードレスデンープラハ 飲み食いだおれルポ1

旅の食卓から(23)

いやー、しばらくご無沙汰しちゃいました。 仕事でばたばたしているうち、前から予定していた、ドイツとチェコの旅へ。 今回もまた10日ほど、まったりゆっくり、楽しく旅してきました! ということで、こちらの日記ではお約束の>笑 食べ物ルポってことでー>あはは 今回はなんだかとっても満足、満足のごはん旅だったので 旅日記風にがっつり書いちゃいまーす! 長くなるかもですが、適当に読み飛ばしてくださいー。 さてさて。 まずはドイツのベルリンの旅から。 ベルリンはここ数年で、大きく変化を始めている街です。 パリやロンドンの店賃が高すぎて進出できない若手のデザイナーやアーティストが ベルリンに集まりだしている。 壁の崩壊から整備が進み、新しい建造物が建ち始めている。 しばらく前からとっても興味があって、ぜひ訪れたいと思っていた街です。 なんなんでしょ、この風景>笑 空港からホテルまでのタクシーの中。 これまで訪れたどのヨーロッパより、道が広い!!! 広い、広すぎる。無駄に広い。 建物がでかい。でかすぎる、無駄にでかい。 そんな無駄に広くてでかい街の中に、無駄なものは何もない。 首都ベルリン。 街中に無駄に存在している人(浮浪者、意味なくベンチに座る人、意味なく昼から くだを巻いている人、意味なく音楽を演奏している人)などもおりませんことよ。 ああ、ドイツ。 ほんとにここはドイツよ。ドイツに来たのねえ。 しみじみ。 しみじみしながらチェックインしたのが9時近く。 まずは腹ごしらえ、、、、、と、ブランデンブルグ門近くのウエスティンホテルから 大通りへ!!! ビール飲むぞ、わくわく。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ と思い来や? あーた。 レストランがない! ってか、しまってるよ! 9時で!?!?!? がびーん。 ドイツ人。外食しないんでしょか。 てか、平日夜に無駄に外でたむろなんてしないんでしょか。 ここ、プランタンデパートとか、ブランド店が密集する繁華街なんですけどー!!! (叫ぶ!) 仕方なく駅前まで歩いて、ガード下の店でスパゲティとハンバーグを注文。 初日から「ドイツにうまいものなし」の悪夢が再び。。。。。。 私がドイツを訪れたのは2度目です。 前回は、オランダのアムステルダムから列車で入って フランクフルトから、北側のブレーメンという小さな町を回り 現地の友人宅に1週間ほど滞在してからイギリスに飛んで帰ってきました。 ブレーメンの町は、おとぎ話のような田舎町。 それはそれで楽しい旅だったのですが、何よりの落胆は 「ドイツにうまいもんなんてないじゃないかー!」という失望感でしたの。 ソーセージ? くせがあって苦手ー。 ビール? ぬるくて濃くて、日本のほうがおいしー。 うなぎが名物? アイスバイン? だめじゃー! 全部全滅ーーー。ぐへー。 そんな後味を残したドイツ。 二回目のベルリンの第一夜に再び「悲しい食事」の悪夢を再体験して眠りに ついたのですが・・・・・・。 いやね、しかし今回は正解でしたよ。 勝因はホテルをよくしたことです! 現地の名物は、ホテルの朝食でゲットせよ! ほれ、無駄に豪華なウエスティンホテルベルリン。 これは大正解! これはこれまでの旅の経験から学んだ、武蔵野婦人の黄金律です。 日本人、胃袋が小さく肉を食べ過ぎるともたれて旅の間の食欲を損なって しまう私が、現地の名物を少しだけ、好きなだけ種類をそろえて 食べられるのは朝ごはんだけ! ベルギーのブリュッセルでも、朝ごはんに3種類のワッフルがすべて勢ぞろい! パテやチーズ、現地の果物などを満喫するなら、いいホテルに泊まれ! (除く、フランス都市部>笑) ってなことで、ドイツの食べ物、一番の思い出は朝食のソーセージでした!!!! >>で、すっかり朝にはご機嫌に元気になる私>笑。 まずは、でっかいプレッツェルからどうぞ! きゃー!!!!! んまい! 周囲はかりっと焼き上がり香ばしくて塩味が絶妙。 なのに硬くない。 あたし、日本で「プレッツェルならこの店が一番!」と太鼓判押されてるこの店のものを食べても、いまひとつ好きになれなかったのですが http://www.lindtraud.com/ このプレッツェルならいくらでも食べられるわ!  前回来たときも、パンだけはほんとにおいしいと思ったけど 今回も、ほかのドイツパンすべて大満足です! ハムもソーセージもほれ、このとおり。 左上のほうにある黒っぽいサラミのようなもの。 これが、生サラミ! やわらかくて、くせがなくて、しょっぱくなくて もう絶妙ーーー!!!!!! あー、お約束で、モエシャンドンが置いてあったなーーーー。 シャンパンでもっちり頂きたいなあ。うっとり。 (とはいえ、長旅のあと今日は観光。ぐっとここで我慢)。 あまり写真を撮ってまわるのもはずかしいので、この1枚。 これは生ハムなどの燻製ものハムコーナー。 同じ大きさの、ソーセージコーナー(6種類ぐらいのソーセージハムが山盛り) 同じ広さの、サーモンやにしんなどのお魚コーナー。 さらに、卵や暖かいソーセージ類のコーナーに チーズが8種類ぐらい山盛りになったコーナー くだもの、ヨーグルト、乾燥フルーツ もう何もかもが!!!!!! 絶句! うまいー。 旅の宿は安く押さえて、という人が結構いるのですが 私たちは、とにかく宿は町の中心部でアクセスがいい場所。 そして最高ランクとはいかなくとも (ってか、最高ランクだと逆に緊張感漂って落ち着かないので) 星は5つは確保して、ホテルライフを楽しむ。。。。ってのが ここ数年の旅の定番です。 朝食の充実度や、プールなどの設備の充実を考えると やっぱりここはケチらないのが正解。 今回もこの朝食は大満足でしたー!!!! 中でも、このソーセージ!!!! 左下、むっちりとゆでられたこの生ソーセージのおいしいこと! 3日朝ごはんを食べましたが 3日とも食べました。 朝起きたとき、ベッドの中で「あああ、あれがまた食べたい」と思ったのは 仙台のたこの吸盤以来でしょうか。 くせがなくて、歯ごたえがよくて、ムースのようにふわふわで 塩気が少なくて 私の「ドイツのソーセージは苦手」というジンクスを払拭してくれたこのソーセージ。 たぶん、生きてきた中で食べたソーセージのなかで一番うまかったです。 むふふ。 ソーセージのとなりにある、丸っこい小さいハンバーグのようなものが ドイツ版つくね。 たぶん、ソーセージのタネを丸めてフライパンで焼いてるの。 これもまた絶妙! これならうちでも作れるわ。ぜひトライしてみたいー! このプレートにある黒パンも、焼き立てを好きなだけ切って食べられるので たくさんのチーズと一緒にしあわせに頂きましたー。 ハムのために用意されているスプレッドやタルタルソースも、どれも絶妙。 朝が楽しみなベルリンなのでした。 ということで、ドイツは朝ごはんがうまい。 旅するときは、ぜひ朝ごはんが充実した場所でどうぞ! (>>>以前の旅でも、朝ごはんがすっごくうまかったのです。 普通の家なのですが、朝ご主人が隣のパン屋(ドイツ人は勤勉なので 朝6時ぐらいから焼きたてパンを町のあちこちで売っているので これを買ってくる。奥さんはコーヒーを沸かすだけ。 子供が冷蔵庫から、ハムとナイフが並んだプレートを出してテーブルに。 それだけなんですが、ハムがうまくて、パンが焼きたてでうまい。 すっごくしあわせな朝ごはんだったのでした。 帰国後、武蔵野婦人式ドイツ流朝ごはんってなことで ハムプレートなどをわが家に導入したのは言うまでもありません!>笑)

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