ごはんぢから ~武蔵野婦人の厨房から

2008/10/07(火)17:55

秋の味覚到来!

お魚でしあわせ(7)

お友だちが、「栗もらったんだけど、いる?」と連絡をくれました。 お友だちの会社は大手町です。 翌日、私は大手町で仕事があるじゃないの! 「いるいる! ちょうだーい!」 ってなことで、仕事帰りの彼女と 仕事に向かう私で改札口で待ち合わせして、栗もらってきましたー!! 「ついでにおいもとおなすももらってくれる?」 へい! 喜んで!!! わーい。ありがとう。 なんてことをしてたら、こんどは別のお友だちから 「さんまもらったけど、いる?」 はいはい、もらいまーす!!!! どこでも行きまっせー。 ということで、またまたさんま6匹ゲットー! いやああ、すばらしい。 そんな、秋の味覚満載という出来事が続いたので 気分が盛り上がって、買い物の帰りに みょうがの大袋ひとつと 生たらこと いちじくと めずらしい紅玉一袋も買ってきてしまいました。 みょうがは浅漬けにしよう、 生たらこは甘辛く煮て いちじくは赤ワインで煮て 紅玉はアップルパイにするとおいしんだああああ。 ……って、 いったいいつ、そんなことをしている時間があるっていうんだあ! とりあえず、この2つだけはすぐ処理しておかないと 大変なことになっちまいます。 生たらこはとっとと、甘辛く煮てしまう。 大好物なんです。 でも、見栄えはちょっと、グロですよねー>笑 残るはサンマ。 息子と私という2人だけの家庭に、トロ箱が届いてからすでに3日経過という サンマ6匹。むむむ。どうしたらよかろう。すでに夜中の10時です。 新鮮なら流水を使いたくないところですが 大事をとってとりあえず、全部エラと内臓を取り出して、水洗いしました。 2匹は明日の夕食の塩焼き用に、ピチッとラップでくるんで冷蔵庫に。 残りの2匹は開いて、蒲焼用に切って冷凍室に。 最後の2匹は、開いて粗塩を振って、必殺干物製造機に投入してみました>笑 干物製造機ってのは、これです。 えへへ。 もとは、風の力で生ごみを乾かす機械です。 エアドライっていうの。 ヒーターで乾燥させるのはすっごく電気代もかかるし、熱くなってやだなあと思っていたけど、これなら送風だけなので気楽。紙もプラスチックも入れられるし、ちょっといいでしょ。 でも、この子のとってもえらいのは ごみ用のバケツのほかに、もうひとつバケツがついてくること。 これは「魚の干物を作るもよし、切り干し大根を作るもよし、ふきんの乾燥に使うもよし、あなたのアイデアで自由にお使いください」というシロモノ。 なんて楽しいんだああ!!! ってなことで、わくわく使い道を考えていたところだったので ちょうどいいので、さんまの干物作成。 一晩で、上手に干物になりました。 さて、そんなサバキ仕事をしたあと。 残るのはこういうものたちです。 ちょっと鮮度が落ちていたので、かなり血が飛び散りました。 おっとっと。。。。と手をすべらしてお魚がシンクに落ちたときに飛び散った血は スプラッタのように白いタイルの壁に飛び散りました。 私は、お魚さばくのって大好きなんですよ。 板前用の出刃包丁も持ってます。 辻調理師学校で調達してもらった、プロ用の出刃。 たぶんこれ、人の手首ぐらいは切れちゃうシロモノです。 こういうの使って、でっかい魚をさばいたり ちっちゃい魚をいっぱいさばいたり そういうのは大好き。 私は、「食べる」って行為の裏っかわにある殺生の部分を 自分でまっとうするためにも、魚をていねいにさばくっていうのは 自分が納得するためにやってたりします。 でもね。 最後の最後に、こういう内臓とか血を片付けながら こんなこと できない人がいて当たり前 したくない人がいて当たり前。 スプラッタをしないとしても 翌日残るグリルのお魚のにおいとか、残飯の中にこもる骨や皮の 独特のにおいとか そういうのがいやだ! って人がいて、当たり前。 そう思います。 お魚の消費量が減っているそうです。 それは日本人としてとっても残念なことだけど でもやっぱり、やだ! って思う気持ちはわかるんだよねー。 苦手な人もおいしく楽しく食べられるお魚のお料理を もっといっぱい考えていきたいなあ、なんて思った夜でした。 さて、わが家では、クサクサの魚のにおいがついた私の手で さばいたサンマの干物が、今日の夕食です。 エアドライ、また別のお魚でも試してみようと思います!

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