ウルトラセブン 第二話:【緑の恐怖】
ここからウルトラセブンたる本領発揮します。サスペンス風でもあり、その後の怪奇大作戦にも通じます。また、(失礼ながら着ぐるみの)宇宙人が登場してこちらもウルトラセブンたるところです。第二話というのに既にダンはウルトラ警備隊の当たり前になっています。分かりやすい程に・・・・。ホラー映画さながらに怪人事件の様相で、襲われた人が怪人ならぬ植物人間化という古典的でもあり、王道でもです。まぁ、ワイアール星人の本性たる変身してからは、あっけない程にあっさりとアイスラッガーでばっさり。更に山と分からないような緑の宇宙人ということもあり森林諸共エメリウム光線で倒れた辺りを照射で火の海。考えると今ではこんな風景自体がないんですよね。私の小さな頃(セブンの時代はもっと昔です)は、山奥に行けば採石場も当たり前でしたし、舗装されていない道も沢山でした。そんな光景が舞台です。しかし、最後に隊員とはいえポインターで旅行先まで送っていく(隊長自ら言う辺りが?)という公私混同、税金でしょ?がまかり通って終わるエンディングも当時ならではです。