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縦走クラブ・放浪人 --西中国山地を絆にして--

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カッパ@ Re:9/30-10/2 大門山、大笠山、笈ヶ岳(10/01) お疲れ様でした。天気が良く白山が見えて…
縦走クラブ・放浪人@ Re[1]:9/30-10/2 大門山、大笠山、笈ヶ岳(10/01) カッパさんへ 訪問ありがとうございます。…
カッパ@ Re:9/30-10/2 大門山、大笠山、笈ヶ岳(10/01) 久しぶりの記事で明るくなりました。
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2008.08.15
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カテゴリ:カテゴリ未分類
8月9日(土)、山口県最高峰の寂地山に突き上げる河津谷を辿った。
西中国山地では、県境のほとんどは山の稜線を通っているが、寂地山から西の山口・島根県境は、県境が尾根を外れて沢に降りてしまう。これが河津谷である。県境は河津谷、長瀬峡、深谷川を下って中国自動車道の深谷橋をくぐると突然谷を捨てて再び尾根に戻り、この先は、大将陣、平家ヶ岳、莇ヶ岳と稜線を通っている。
県境を歩かなくてはならない道理はないが、歩いておきたいというのも心情で、涼を求める気持ちと合致しての山行になった。

メオト岩が直前に見えるミノコシ谷の橋を9:00にスタート。メンバーは3人。
草に埋もれ、所々崩壊した林道を30分ほど行くと林道も終点となり沢に降りる。小さな滝もあるが、適当にかわしながら進む。沢登りではなく、あくまでも沢を辿ることが目的なので、危なそうなところは避けてルートを取る。沢靴以外は装備を持たない素人なので無理はせず慎重に。

『西中国山地』には「・・昭和三十年頃に伐採されたので比較的明るい谷である。」とあるが、今は緑に覆われている。沢に沿った踏跡もあるが多くが消失している。
額々山稜線側から合流するカネホリ谷を過ぎると、徐々に両側の斜面が急になり滝が現れるようになる。流れのない所を登ったり,巻いて登ったりして無理をせずに進むが,最後に垂直に流れ落ちる立派な滝が現れた。河津の滝と呼ばれる15mの滝である。
両側も垂直の岩壁が迫って到底歯が立たないので,右を高巻く。急な草付の斜面は手がかりが少なく,悪戦苦闘して登る。滑ったら滝で落ちるのと一緒である。
右手の谷状の斜面を這い上がっていくと朽ちた木製の桟道か梯子があった。頼りにはならないが,巻き道が通っていたことが判るとホッとする。すべり落ちそうな恐怖の高巻きを何とかクリアし再び沢に降りる。
二段飛び出しの滝を過ぎたあたりで昼になり,昼食にする。水量も減ってきたので登山靴に替える。
県境は標高1150mあたりで左の急沢へ上がっているが,ここで県境と別れて本流をつめ,14:00に寂地山から右谷山への縦走路に出た。源頭部は高木の森でヤブはない。
三浦章さんの『西中国山地の沢』には,遡行時間が4~5時間とあったが,やはり思う以上に時間を喰った。

下りは右谷山を経由して容谷山方向に登山道を進み,1153で登山道から別れて河津集落へ落ちる925の尾根に入る。どこからかゴロゴロと雷鳴が聞こえてくる。
踏跡などないヤブ尾根だが,最初は低い笹で見通しも利いて快適に進む。下りは楽勝だと思われたが、すぐに様相が変わって低い潅木が遮る難儀なヤブになった。
見通しが利かない上に地形も複雑で,下るにつれて岩が現れてなお難しくしてくれる。遠くで聞こえていた雷が直ぐ近くで鳴るようになり,とうとう雨も降り始めた。これ以上ないという悪いコンディションに辟易してヤブをかいて降りていく。目の前に河津の集落や田圃が見えるのだがとても長く感じた。
17:45にグチャグチャのヘトヘト状態で林道に降り立とち山行を終了した。複雑な尾根を目指した通りのルートで降りれたことは唯一の慰めだった。





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Last updated  2008.08.15 08:23:13
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