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二つの山はガイドブックにも取り上げられていてそれぞれ登山道もしっかりしているが歩くのは初めて。それぞれ1山だけ歩くのでは距離が短く、このことが行くのをためらわせていたのだと思う。二つの山は丁(ようろ)川と西宗川に挟まれた山域で稜線で繋がっている。道はないはずだが、二つの峰を繋ぐ山歩きに出掛けた。 【ルート図】 野暮用を済ませてからの山となったので今日は遅いスタートだ。加計の町から丁川の集落を上がり百々山の登山口に車を1台置いて大丸峯の登山口に向かう。大丸峯の南裾を通る林道は舗装されているし広くて走りやすい道だ。 11:30長笹の大丸峯登山口を出発。最初のうち笹がかぶっている所があるが、山に入るとしっかりした道だ。沢状の急登を登って尾根に上がると気持ちの良い道になる。 1時間で大丸峯の山頂。東側の林が刈ってあり景色が広がる。 【大丸峯から。左手前が龍頭山、中央手前が野々志山、 その後のコブが八重三山の樫ノ実、右コブは猿喰山】 20分ほど昼食時間を取って出発。 ここからは道がない。頂上の小屋の裏手の林に入る。 大丸峯から西への下りが少し難しそうだがコンパスをこまめに使って下ると、見通しの利く林の中に尾根が見えてきた。加計町と豊平町の境界が合流しても何の目印も道もなかった。 最低鞍部から730mのコブに上がり南西に向きを変える。腰下位の笹ヤブが続き見通しが良く歩き易い。 14:30車で抜けた道を横断。775まではしばらく林道を行く。途中、送電鉄塔のある662三角点に寄ったが、三角点の礎石は見つけられなかった。 林道が稜線を越えるところから775目指して再び山に入る。道はなく、車道を横断してからの山はほとんど植林だ。大きな岩があり急斜面を登ると775。稜線を南西に進み、百々山に続く稜線を忠実に辿る。小さなコブのところから小さいが目立つ尾根が北西に下っていて、これを下りる。地形図には野影から寺尾に向けて破線路が書かれているが実際は何も残っていない。 【尾根の途中から今回唯一の景色。中央が猿彦山、その左奥が天上山、 右の三角が高城山、その奥はもみのき森林公園の小室井山】 尾根の下りが上手く当たったようで、16:20に加計から寺尾への昔の峠に立つ。ひとコブ越すと百々山の登山口と合流し、16:40に山頂に着いた。大丸峯から約4時間。山頂は広く刈ってあるが景色はない。 後は登山道を下って17:20に車に帰り着いた。 車を回収すると真っ暗になり、日が短くなったことを実感した。 テープなどの目印は少なく踏み跡もほとんどないがヤブは低く見通しが利くので地図をよく読んで歩けば難しくない。2山を繋ぐと充実した1日になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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