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テーマ:DVD映画鑑賞(14197)
カテゴリ:中丸忠雄さま・佐原健二さま・平田昭彦さま
本作DVDは、今年のニュースの一つでしょう。
東宝さんお得意(ウリ)のオーディオ・コメンタリーが中丸忠雄様です。 カウチポテト(死語)で鑑賞してはダメ。正座して拝聴すべし・・・と、楽しみにしてDVD鑑賞会。 す、すごい。ある意味DVDを超えています。なぜなら、オーディオコメンタリーの中丸様のお話は、ほとんど、本編や特撮に触れていないから・・・。 大抵。撮影裏話や円谷特撮に触れるのが、「東宝特撮DVDシリーズ」のみどころ、ききどころ。 しかし、中丸様は、「で、主演誰だったの?ああ、鶴田浩二さんだったの、今、初めて知った」、「俳優にはなりたかったけれど、お化け映画(本作のことです)に出てちゃー仕方ないって、転職考えた」、と特撮ファンが聞いたら後方5mは吹き飛ぶ爆弾発言。 おまけに、話は、東映時代の若山富三郎さんとの交流などに終始して、映画会社を縦断した中丸様ならではの「逸脱」ぶり。 聞き手の中村哲氏もカツゼツが悪いうえに、データを間違えて、もうボコボコ。 これが、商品として成立しているのは、全国の中丸様ファンのおかげでしょう。 事実、この「お化け映画」に出演したご自分がイヤになった中丸様は、続く「変形人間」物のオファーを拒否。 当時のスタジオシステムで、社員の一人として田中友幸プロデューサーの命令をきかなかった中丸様は、しばらくホサれます。 その結果、横滑りで土屋嘉男様が主演して完成して、同年末に公開されたにカルトファンが多いのは皮肉な話です。 それにしても鶴田浩二が、科学ニュース担当の新聞記者なんて!せめて社会部でしょう。平田アキちゃん(中丸様はこう呼んでいたそうです)の刑事はカッコイイです。 ともかくは、DVDのコメンタリー史に新たな一ページを記したといえましょう。本編無視のコメンタリーでもいける、と。 そのうち、がっかりした特撮ファンが放出したものが、楽天フリマやブ○ク・オ○に並ぶのでしょう・・・トホホ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月04日 18時31分57秒
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