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テーマ:映画ニュース(1430)
カテゴリ:映画本eigabon
今日の映画本
負けるのは美しく 最近は、とんねるずさんの番組でマニアックな物真似ネタとなっている、児玉清さん。 児玉さんのジェントルな雰囲気で粛々と司会をすすめるお姿は、草野仁くんほど高圧的でも、田宮二郎さんほど痛々しさもありません。 ところが、こういう人ほどキレやすい。キレたら怖いことがよくわかるご本です。 この系列の方として特撮ドラマなどで博士役が多い細川俊夫さんがおいでます。では、細川さんがあの細々とした身体で、新東宝一の乱暴物であり、腕力があったことが丹波哲郎さんにより明らかにされています。 それにしても、細川俊夫さんと細川俊之さんは、映画雑誌で書く場合には間違えやすい、やっかいな名前! 閑話休題。 児玉さんが、「週刊ブックレビュー」で司会をされるときに、ブレスなしにボソボソと感想を続けられる姿は、視聴者としては聞き取りづらいものの、やみつきになると快感です。 あいにく日本映画では、大きな役に恵まれていませんが、の気の弱い気象予報担当者は、印象に残ります。 映画として、面白くできていることもプラスに働いています。 強硬派の軍人たちに「天気がよくなることにしろ!」と恫喝されて、ヒビって弱気になり自分の予報を曲げようとします。が、三船敏郎さんに、「キミは学者としての良心に従ったらよい」と、励まされて正しい予報を示すところは、同作の泣かせるパートのひとつです。ご覧になるかたは、中丸忠雄さまの(珍しい)活躍も忘れないで下さいね。 そんな児玉さんですが、お嬢様を亡くされていることが本書でわかります。 のお立ち読みはほどほどにして、本書をお読みになるほうが人生にプラスかと、(UQは)存じます。 人気blogランキングへ なつかしの映画・テレビ・特撮 ほかにも たったひとつの贈りもの 寝ても覚めても本の虫 のご著書があります。 多分、規模の大きい・予算のある公立図書館なら、どれか一冊はあるかと存じますので、買ったまで読むのは・・・と思われた方は探してみてくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年01月23日 12時46分59秒
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