空の大怪獣ラドン
56年東宝。本多猪四郎監督、円谷英二特技監督、村田武雄脚本作品。冒頭の会話で地球温暖化が話題。60年前から現代までひきずるって、果たして温暖化は心配性の妄想なのか、まじヤバイのか、どっち?映像としては、炭鉱内から這い出た古代トンボの幼虫メガヌロンが村の路地を這い回る姿を俯瞰で撮ったシーンが新鮮でお気に入り!ぜひ見てほしい。あとはラドンですが、自衛隊との空中戦はともかく、福岡市内が破壊されるシーンはめちゃリアル。仲畑さんの広告で知ったデパート岩田屋もこの頃からあったんですね。吉田拓郎さんの海の中道コンサートの帰りに寄りました。で、ラドンは阿蘇の噴火とともになかなか凄絶な最期を遂げるのでした。このシーンもなんだか沁みます。そして、セリフの中で繰り返される電子計算機(コンピュータ)という言葉が印象的で、言葉通り、最先端のコンピュータを駆使してラドンに立ち向かう姿が新鮮です。しかし、佐原健二さん、髪の毛が多過ぎ、とくに頭頂部!(170129)海洋堂 特撮リボルテック No.019 ラドン アクションフィギュア