芥川龍之介「疑惑」
芥川龍之介「疑惑」。 1919(大正8)年「中央公論」七号初出。まさかこんなどえらい話だとは!油断してたらとんでもない衝撃を喰らいました、メンタル、ヤバッ!告白の舞台は明治二十四年の濃尾大地震。そこで起こった妻殺し。そしてその妻には不幸にも肉体的に欠陥があり、その詳細は(以下八十二行省略)としてあえて伏せられるという構成。果たして妻殺しは愛か偽りか。これね〜、夫婦じゃなくても災害じゃなくてもいろんなパターンに置き換えられてそうなると大なり小なり自分にも懺悔の思い当たる節が無きにしもあらずで、砂を噛むよな後味でメンタルぐったり。こんな思いは独り占めはもったいないので、ぜひぜひおすすめです、流行りのシェアです。ちなみに芥川龍之介が短編小説家だったんだとこの作品で知りました。照明作家谷俊幸「SEN千(テーブルライト)」送料無料