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キネマトホン

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2021.01.19
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小酒井不木「メデューサの首」。1926(大正15or昭和元)年「大衆文芸」9月初出。お話自体はピンとこないっすが、変態ナルシシズムの究極の話ではあるかも。でも、興味深いのはそこじゃなく、登場人物の若い医大生と中年の元医者の暮らしぶり、そして二つの「へ〜」。興味その1「医大生はよく温泉宿へ出かけては勉強したもので卒業試験前の夏休みも温泉で暮らしていた」。興味その2「トランプゲームなどで負けたら男女関係なく顔なり身体からだなりへ墨を塗り、温泉で流していた。」興味その3「睡眠薬で女性を眠らせ体に絵を描いたことにまるで悪気はない」で、結論、昔の富裕層の医大生なんてろくなもんじゃない感がたっぷり(笑)これが大正デモクラシー、モボモガ、エログロナンセンスの世界っすか。次に二つの「へ〜」。一つは「肝硬変で膨れた腹壁の静脈が怒張して腹を透かして見える様をメデューサの首に例えた」、二つ目は「火葬場では遺体の焼ける姿を眺めることができた」(誰でもかどうかは疑問ですが)ということ。100年前はすごい。









最終更新日  2021.01.19 17:00:28


2021.01.16
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小酒井不木「誤った鑑定」。1925(大正14)年「趣味の探偵団」11月初版発行。僕はこんな展開(解決しないモヤモヤが気持ち悪いのです)と性が合わないんで面白いとは思わないっすが、例えに紹介される話は興味深いのです。例1「1870年頃、フランスで、ある若い女が、豚などに生えているあの針のように硬い針毛を細かく刻んで、それを自分の憎む敵の食事の中へ混ぜて殺した事件」、例2「よく何年、何十年の経験とか言って、世間の人から尊とがられるが、経験だとて間違いがないとは限らない」、例3「オルチー夫人の探偵小説に出て来る『隅の老人』は安楽椅子探偵のルーツ」など。「隅の老人」はホームズのライバルキャラとして有名らしいっす。









最終更新日  2021.01.16 16:50:50
2021.01.12
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モーリス・ルヴェル「或る精神異常者」。1923(大正12)年「新青年」8月号初出。結果が目に見えてるんで、あ〜、こいつにそんなこと言うたらあかんでぇ、あ〜、全部言うてもた〜、えらいこっちゃ、と曲芸の自転車乗りに教えたくなるハラハラドキドキ感。そして心配した通りのラストに突っ込んでいく結末に、あ〜っと溜息。興味ある方はぜひ。









最終更新日  2021.01.12 16:38:16
2021.01.10
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モーリス・ルヴェル「誰?」。1923(大正12)年「新青年」1月増刊号初出。う〜ん、なんか肩透かしを食らったような気分。読んでる(聞いてる)間、気分はレイザーラモンRGのあるある言うよみたいで、早いこと言えよって100年前の作品に突っ込んでる自分が不思議でオモロイ(笑)横溝正史氏の短編「人面瘡」にもちょっとだけ似たテイストかなぁ。怪談のカテゴリーですがなんか結末も予想を外れて怖くもなし共感もできずでした。









最終更新日  2021.01.10 16:45:05
2020.12.31
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モーリス・ルヴェル「麻酔剤」。1923(大正12)年「新青年」8月増刊号初出。いやいやいや、これ、めっちゃ哀愁漂う話に書かれてますが、僕、途中から妄想を膨らませて大笑いしました。手術をするなら恋人に麻酔をかけられるのがいいかどうかっちゅー二択の話ですが、話の展開はまるでコントで、ドリフで演ったらと想像するだけで面白い。で、小説はしんみりとエンディングを迎えるのに、聞いてる僕は大笑いの後の余韻が止まらないのでした。ドリフならクロロフォルムでグッチョグチョになったマスクを搾るだろうなぁ、きっと(笑)って今なら考えられない麻酔術だ。










最終更新日  2020.12.31 16:45:33
2020.12.30
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モーリス・ルヴェル「文束」。1926(大正15)年「新青年」8月増刊号初出。ショートショートですが、いや〜、オチが違ったな〜。そんな男に見えない描写でその結末とは。で、それも事実かどーかわからない。なんせ男は物書きっすから、ってよくできてます。星新一フレーバー(たとえば一人の女性を二人の男が長年取り合う話とか)もふんわり漂ってます。




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最終更新日  2020.12.30 16:47:52
2020.12.25
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モーリス・ルヴェル「ペルゴレーズ街の殺人事件」。1928(昭和3)年「夜鳥」収録。こりゃポーの「モルグ街の殺人事件」か、と思いきやなんちゅー設定。推理じゃないっす。犯人はあなただ〜!場面なし。たまたまのような話。しかも事件はお蔵入り。こーゆー設定の推理ドラマ、面白いっすね、一話完結の連続ドラマ。主人公はさすらいの警察嘱託医。どうっすかね。あ、一話完結の連続推理ドラマ化してほしい原作としてはず〜っと前から倉知淳氏の「猫丸先輩の推測」など短編シリーズ、乃南アサ氏の「未練」など刑事音道貴子の短編シリーズもの、やってほしいなぁ〜。









最終更新日  2020.12.25 16:39:55
2020.12.24
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モーリス・ルヴェル「乞食」。1923(大正12)年「新青年」8月号掲載。モーリス・ルヴェル、フランスのポオと呼ばれた稀代の短編作家らしい。ちょっとこの人も続けて読んで(聞いて)みたい作家に登録っす!良いことも悪いこともいずれは自分に返ってくる、人生ブーメランっす。









最終更新日  2020.12.24 16:41:10
2020.12.23
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太宰治「自作を語る」。1940(昭和15)年、雑誌「月刊文章」9月掲載。31歳頃ですね。「走れメロス」出版のちょい後っすね。青空朗読6分のフフフです。面白い人ですなぁ。やっぱり、エンタの血がナチュラルボーンで流れてるんです、しかもとびっきり上等な。原稿料の計算は夏目漱石もしてたらしいし(漫画「漱石の時代」で読んだ記憶あり)、映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」で小栗旬が演じた太宰って、本人に近かったんじゃなかろうかと思う今日この頃です。









最終更新日  2020.12.23 16:53:48
2020.12.22
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横光利一「蠅」。1923(大正12)年、雑誌「文藝春秋」5月号掲載。面白いっす。青空朗読ですが、17分に凝縮した群像ドラマ。たった17分なのに人物描写は緻密で鮮明で無駄がないっす。こんなの大好き。ま、お聞きあれ。ちなみに貧困と戦い続けた四十三歳の田舎紳士が手に入れた800円は現代でいえば300万円くらい。作品のレビューや読み方は検索すればズラッと並ぶのでそちらでお楽しみを。









最終更新日  2020.12.22 16:55:31
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