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明確な目標を持つ
「今、自分は何をするべきなのか、何をしたら最善なのか?」
人は様々な場面において、状況を的確に判断する必要性に迫られる。その能力が鈍い人を若者たちの間では「KY」(空気の読めない人)と呼ぶらしい。
本書に寄れば、空気を読む、すなわちその場の状況を把握し、明確な指針を打ち出すというのは、リーダーとして必須条件の一つであることが理解できる。
本書は、十六人の著名人に対して行われたインタビューであり、各自に「決断の瞬間」を振り返ってもらいながら、読者にリーダーとしての条件とは何かを考えるきっかけを与えてくれる。
取り上げられているのは、蜷川幸雄、柳本晶一、鈴木亜久里、仲代達矢、佐渡裕、春風亭小朝、山下泰裕、市川團十郎など、長年に渡り各界の第一人者として活躍している人ばかりである。
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