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カテゴリ:本
久々に本のお話です。
最近読んで、かなり印象的だったのが、 藤山直美著 『わたし、へんでしょ?』(バウハウス) タレントさんの本はあまり好きではないのですが、 彼女が好きなのでつい手に取りました。 関西弁、京都弁で書かれている文章は、藤山直美が語っているようで、 読んでいるというよりも、見ている感じ。 ああ見えて?かなり古風な彼女。 豪快にお酒飲んで、バンバン騒ぎそうなんですが、 実はお酒も飲めないし、外食もあまりしないそう。 ブランド物に対しても、自分の身の丈にあったものを、 「長く遣えるから」という理由で選んでいます。 その中でとても印象的な言葉がありました。 「女は、年齢、食べな」と。 年齢、吐いている人、多いと思うんです。 年取ること、全部無駄にしてはる人。 年齢食べて、それから、それに似合うもんやと、私は思いますし。 年齢を食べる、吐く、という独特の表現。 しかしよく分かります。 年取る度に、魅力的になっていく人と、 昔はきれいやったのにねぇ…と、遠巻きに思われる人と。 特に顔の表情は、化粧で誤魔化せないほどはっきり出ます。 現在に満足してなくって「あの時こうしてたらよかったわ~」と 思って過ごしていたら、 いくらきれいな顔立ちしていても、 いたたまれない気持ちになります。 40・50代になっても、”いい女”でいたいと思うのですが、 それには年齢を吐かずに、食べないといけないようです。 いろんな苦労も何もかも、 全部食べつくすくらいの懐の大きな女になりたいなぁ…と。 でも年齢だけじゃなく、ほんとにいろいろ食べて、 図体の大きい女にならないように、注意しないと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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