ご機嫌な毎日　＜東京見聞録＞

　先日友人と地下鉄を待っていて、
降りてきた親子とすれ違うとき、子供が何か落としました。
　「今の子、落としたわ」
と友人。ひとまず電車を乗り過ごして、
その親子に慌てて持って行きました。
拾ったものはぐるっとＫＡＮＳＡＩカード（回数カードみたいなもの）。
　「ありがとう」
と、ちょっと不振そうにお母さんは言いました。
良く見たら残金０円。
子供のほうが素早く取ったので、記念に持っていたのかも。
　「残金無かったんやったら、別によかったかなぁ」
　「まぁ、いいんちゃう」

　その後、歩いていたら前の女性が
マフラーを落としました。
すかさず？拾って手渡しました。
　「今日は多いなぁ」と友人。
　「ちょっとずつ価値が上がってるから？
　　そのうち良いことあるかも。わらしべ長者みたいに」と私。


　その日の帰り、またまた地下鉄に乗ろうと、
３段ほどの階段で、つるっと足を踏み外し、
立ち直ろうとして、さらに派手にしりもちをついた私。
　痛いけど恥ずかしいので、
友人に助けてもらって立ち上がり、
早々に現場を後にしました。

　「ヒール、高すぎるんとちゃう？」
　「うーん・・・」
７ｃｍヒール、それも太いもので長年愛用のブーツ。
でも最近は３ｃｍ程度しか履いてないせいか…。


　結局、わらしべ長者になれず
おむすびころりん、すってこんころりん♪と
しただけでした…。
　甘いことを考えてはいけないですね。