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カテゴリ:展覧会
もしタイムマシーンで1日だけ好きなところに行けるなら、 私は大阪万博の開催している、1日に戻りたい! 朝8時半から夜の9時半まで、たっぷりと巡れたら。 神戸博や花博に行ったけど、やっぱり大阪万博に行ってみたかったなぁ。 (全く無理なのですが)
ということで、タイムマシーンに乗れないので、 現在、国立科学博物館の特別展で開催中の 『1970年 大阪万博の軌跡 2009in東京』へ行ってきました。
入ってすぐに、日本館のユニフォームのレプリカの展示。 デザイン仕様書があったので、仕事柄?チェック。 サイズ展開で、バストサイズが小さいのにちょっとびっくり。 (78cmとか今大人の女性用では考えられないので・・・)
パネルでは、開催までの軌跡・・・千里の開発の様子などがあったり、 ポスターの展示(これが結構斬新!)やチケットの見本があって、 それだけでテンションが上がります。
そして当時日本館で展示されていた、幅約20mの巨大なタペストリーは、 色褪せた現在でも、迫力満点。 「かなしみの塔」に展示されていたものは、広島・原爆の様子。 「よろこびの塔」ではオレンジの美しい太陽。 いわゆる”お祭り”に、きちんと原爆のことを紹介していたのは、 本当に意外で驚きました。
そのほか、別のところでもみたことのある三洋館の、 未来の家電・・・人間洗濯機とか電動自転車とか(すごい!) 松下館・みどり館のパネル展示や模型の展示。 わー、行ってみたかったなぁ。
そしてメインの『太陽の塔』。 ご存じ、岡本太郎の作品は、彼らしいデザインでとても”新しい”。 今も万博公園に残っているけれど、当時のように上まであがれないし、 内部の保存状態も大変悪く、紛失している作品もあります。 だからこの往時の姿を、模型でも復元でも見られるのは嬉しい限り。
復元の内部。進化の様子を描いています。 ブラックライトを初めて使い、来場者を驚かせたそう。
内部見学を数年前にしたのですが、 (見学といっても、ただ1階に入って見上げるだけ・・・) 少しだけ進化の生物・動物があり、ボロボロで悲しくなりました。 ちゃんと保存しておいて欲しかったなぁ。
大屋根付きの太陽の塔(模型) 後ろからも
大阪万博のテーマが 『人類の進化と調和』という素晴らしいテーマ。 2009年の現在、進化はしたけれど調和はしていないのではないでしょうか。 この特別展のキャッチコピー「いま再び、1970年の未来へ。」は、 とても深い意味を感じます。
国立科学博物館で2月8日まで開催中です。
おまけ…太陽の塔を改修した時に取り外された、 イタリア産ガラスモザイクタイルが1個800円で売っています。 良かったらお土産にどうぞ(って、マニアだな)
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