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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:作品レビュー(日本映画)
実はこれまで村上春樹作品は一冊も読んでいない。
「ノルウェイの森」も「ねじまき鳥クロニクル」も読み始めて 途中、それもかなり最初の部分で挫折している。 評判のいい作家の作品を楽しむことができないのは、なんとなく 損をしたような悔しい気分であるので、なんとか村上ワールドに 入っていきたいという気持ちは強い。 映画「トニー滝谷」は、村上作品の映画化というより、単に映画 だから見た。佳作の多い市川準、気になる存在のイッセイ尾形、 今絶好調の宮沢りえという組み合わせに惹かれた。 しかし、映画を見て、気が付いたのはこの映画の主役はほとんど 出ずっぱりのイッセイ尾形でも宮沢りえでもない。 この二人を包む「孤独」という空気感が、この映画の主役なのである。 主役二人の演技も表情もまったく印象に残らない。 但し、二人の演技がまったくダメというのではないので、誤解なき ように。 原作を読んでみたくなったが、私がこれまで村上作品を挫折していた のが判ったようだ。 映画とはいえ、初めて村上作品を味わった。 原作の感想は別にときに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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金さるもこの映画は観たかったんですが、
結局観れず。。 >主役二人の演技も表情もまったく 印象に残らない。 この話自体が、明るいものではないので。 尾形さんの印象も薄く感じるんでしょうね。 原作では「どれほど多くのものを失ってきたか」 と語る箇所があります。 この言葉が、村上作品の全てに通じるキーワードと 金さるは勝手に考えてます。 映画ではこの箇所、どうだったんでしょうか? (2005年05月04日 13時41分36秒)
ノルウェイの森普及協会(会員番号1番♪) 金の猿さん
>金さるもこの映画は観たかったんですが、 >結局観れず。。 実は、この映画についての金さるさんのご意見を お聞きしたかったところです。 今後、ご覧になる機会がありましたら、是非、 ご感想をお聞かせ下さい。 >>主役二人の演技も表情もまったく > 印象に残らない。 > >この話自体が、明るいものではないので。 >尾形さんの印象も薄く感じるんでしょうね。 この映画では空気が主役のようで 俳優はわざと印象を薄く演出しているような 気がしました。 >原作では「どれほど多くのものを失ってきたか」 >と語る箇所があります。 >この言葉が、村上作品の全てに通じるキーワードと >金さるは勝手に考えてます。 > >映画ではこの箇所、どうだったんでしょうか? ----- なるほど、これはキーワードですか。 それは判ります。 映画を見ても、「孤独と喪失」を 感じます。 (2005年05月05日 00時35分19秒)
再びお邪魔します。
「孤独」という空気感が主役・・・上手い表現ですね。 情緒や人間くささを取っ払った作品でしたから、後に残るのは「孤独」だけなのかも知れませんね。 淡々として、見る人を突き放したような印象もありますが、結構この映画は好きなんです。坂本龍一のピアノも実にマッチしていました。 (2006年03月17日 21時28分09秒) |
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