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テーマ:映画から何かがはじまる(535)
カテゴリ:硫黄島2部作
私はクリント・イーストウッド監督の大ファンで
あるので、彼の作品が高く評価されたり、また、 評論が多く出ることはとてもうれしい。 「硫黄島2部作」は、まさに圧倒的な高評価で 興行成績もかなり上位にり、オスカーに最も近い 位置にあるようだ。 しかし、この2作品、そんなに賞賛一色でいいのか。 作られた英雄 強いられた自決 無抵抗の捕虜射殺 軍隊内部の統率のなさ などに対しては苦い反応を示す人は日米共にいる のではないか。 また、「日本からの視点」と言っても、監督は アメリカ人。アメリカ人に日本人としての視点 を持てるのかという疑問もあるはずだ。 そうした声はどうなっているのだろうか。 観客としては賛否両論の対決という状態が面白い のであるが、「硫黄島2部作」の場合はそうは なっていない。 もし、中国の映画監督が日中戦争を同じような やり方で撮って、その完成度が非常に高い場合 でもこのような賞賛の嵐になるであろうか。
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この二部作、「硫黄島の英雄たちを忘れてはならない」「36日間守り抜いた日本人たちがいた」といった、
実際の内容とは裏腹の、誤解を招きかねない宣伝文句が使われています。 実は元々保守派(タカ派?)だったというイーストウッドが、 事前に今の保守派・タカ派に批判されないよう、色々と手を打っていたのではないでしょうか? かの都知事閣下が『硫黄島からの手紙』の詳しい内容を知っていたら、 撮影に協力したとも思えませんし。 アメリカの「宗教右派」や日本の「ネット右翼」の方々がちゃんとご覧になったら、 糾弾せずにはいられなくなる筈なのですが。 他の国々、特にアジア諸国ではどう受け止められるのでしょうか。 例えば中国では、旧日本軍を少しでも人間的に描いたら批判されるだけに。 (日本兵の人間臭さと残酷さを同時に描いた『鬼が来た!』は、今なお本国では未公開です) (2006年12月13日 07時57分54秒)
硫黄島のこのような激しい戦闘のことを知っている日本人は今少なくて、
「あ、こんな美談(?)があったんだ」 と改めて思っている人が多いのでは? アメリカでは、自分達を予想以上にてこずらせた日本人は、 こんな使命感を持った、敵ながら・・・だった ということで、これも美談っぽい。 映画を観てないので、全然方向が違うかもしれませんが、 予告やこの映画に伴う特集を観ていて、ヒットの理由をそんな風に思いました。 勿論そうできた ということは監督の手腕(人生の経験値?)だと思いますが・・・。 (2006年12月14日 09時10分41秒)
☆なほまる★さん
史実を勉強し実際に映画をみた上で意見すべきではありませんか。 NHKから硫黄島の戦いについての証言者達のドキュメントDVDも販売されてますし栗林中将、市丸少将について等硫黄島関連本は沢山出版されてます。中国人や韓国人にも見て欲しい。 いろんな角度から人間を見るべき。戦後日本人や改革の名のもと自国民を大量に粛清・虐殺した中国人がいる一方、日本残留孤児を養った心ある中国人がいたように。戦前、欧米人には黒人同様の人種差別意識が殖民地であったアジア諸国・もちろん日本人に対してもありました。資源貧国日本がアジア侵略したことは愚かな半面、当時は世界がそういう時代だった。強国の日本人に対する蔑視と不平等条約を強制締結させられ国民の不満が高まっていた日本の時代背景も知らずに日本人性悪説のみ叫ぶのは何故だろう。左にも右にもぶれず真実を謙虚に学ぶことが、純粋に祖国のために命を捧げて下さった方々に対してのせめてもの供養になるかと思います。無知無関心のままでいいんでしょうか?単なる美談が描かれてる訳ではありません。娯楽戦争映画として観るべきではないと強く思えた映画でした。 (2006年12月16日 10時29分01秒)
予告編やテレビスポット、そしてこの映画にまつわる
様々な出版物や特集からイメージされるもの、 そして従来の戦争映画から推定すれば、これは「軍国 美談」になっているように思われるのは無理もあり ません。 しかし、実際の作品はそれを大きく覆すものになって います。 是非、ご覧下さい。 実はもっと議論が起きていい作品です。 (2006年12月17日 11時57分54秒)
>アメリカの「宗教右派」や日本の「ネット右翼」
の方々がちゃんとご覧になったら、 >糾弾せずにはいられなくなる筈なのですが。 確かにそうです。 こういう観点からの批判はあまりないようですね。 (私が知らないだけか) イーストウッドは保守派のタカ派ですが、 ネオコンとは一線をひいているようです。 (2006年12月17日 12時00分24秒) |
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