2006/12/26(火)00:21
「硫黄島からの手紙」■アメリカと日本、それぞれの犬
この映画には二匹の犬が登場する。
アメリカの犬と日本の犬である。
アメリカの犬は、負傷して日本軍の捕虜となった
若い兵士が持っていた手紙の中の故郷からの便り
の中に登場する。
日本の犬は、加瀬亮が演じる憲兵のエピソード
に登場する。
この二匹の犬の扱われ方は、あまりにも対照的で
ある。
これらのエピソードで当時の日米の状況の差が歴然
と理解できる。
これは犬のことではなく、あの当時の日本人の置か
れた状況と言えよう。
あれから60年以上を経ているが、
日本の犬、いや日本人は、どのような状況にいるで
あろうか。あの頃から何かが変わったのであろうか。