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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:硫黄島2部作
「麦の穂をゆらす風」の中で裏切り者や内通者が処刑される
シーンがある。いずれも印象深いシーンである。 ただ単に処刑するのではなく、最後の言葉を言わせ、手紙 を書かせる。その手紙は遺族のもとへ届けられる。 この手紙が届けられ、遺族が受け取ったときから、新たな 物語が始まる。 かって戦場であった場所から発掘された手紙から始まった のが「硫黄島からの手紙」である。 このシーンが冒頭にあるということは、死にゆく者が最後に 残した言葉を受け取ることの重みを描いたという意思表示で あろう。 「麦の穂をゆらす風」では、その手紙を受け取った女性が示す 言葉は、この悲劇が更に連鎖し、それが今も続いていることを 示しているのではなかろうか。 最後の言葉を残す機会も与えられず、自決を強要される日本軍 の兵士がいかに残酷な状況であったのかが目立つ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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