2007/05/20(日)22:34
「今宵、フィッツジェラルド劇場で」■イノセンスな味わい
演奏される音楽がみな素晴らしい。
カントリー音楽である。
土の匂いであり、そこに人の匂いが感じられる。
もっと言えば、イノセンスな味わいである。
かって、アメリカという国が持っていたものとは
このような感じのものではなかったのだろうか。
それに比べて、現在のアメリカの何と禍々しい
ことか。
かってのアメリカの良き味わいを忘れるな。
これが、ロバート・アルトマンの最後のメッセージ
だと感じられた。
それにしても、何と軽く洒落た作品であろうか。