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2007/10/21(日)08:56

「インベージョン」■そこそこいいんだけれど・・・

作品レビュー(外国映画)(769)

侵略テーマSFの古典的傑作「盗まれた街」の4度目の 映画化である。 この作品では「この人物は果たして乗っ取られたのか どうか」「乗っ取ろうとしている敵からいかに逃れる のか」というスリルとサスペンスが見せ場である。 また、それを描くことによって不安な社会状況を浮かび あがってくる。古くは赤狩り時代、人種差別、そして 現代ではテロの恐怖である。 映画「インベージョン」では、この部分は成功している ものの、それ以上のものはない。実はこの種の作品では このあたりの描写はほとんど成功している。そこで、 この「インベージョン」が「ヒトラー最期の12日間」の 監督の作品ならば、もっとそれ以上のものが欲しかった。

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