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テーマ:映画から何かがはじまる(571)
カテゴリ:映画監督
長崎県美術館に「黒澤明絵コンテの世界」を見に行く。
2月29日に始まって、明日で終りという日になってやっと 行くことが出来た。 2月初旬には野上照代さんのトークショーも行われたので あるが、それも行くことは出来なかった。 展示されている絵コンテの作品は「影武者」から遺作の 「まあだだよ」まで、そして自らの作品としては完成でき なかった「海は見ていた」である。 「どですかでん」の絵コンテがないのが残念であった。 展示された絵コンテを見ていると「影武者」と「乱」を見た くなってきた。 実は、私はこの2作品は「七人の侍」などのいわゆる絶頂期 と言われる時期の作品より好きである。 「どですかでん」以降の黒澤作品は、世間では不当に貶めら れていると思う。 「影武者」は、実在しない勝新太郎主演作と比較されたりと いう不毛な評論は、その代表ではなかろうか。 東宝映画時代の黒澤礼賛者にとって、この絵コンテ展は、どう であったのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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