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テーマ:映画から何かがはじまる(570)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
この映画を見ながら連想した映画がある。
それは「2001年宇宙の旅」である。 映画「いのちの食べかた」では音楽が使われる こともなく、台詞もなく、またナレーションも ないという演出は、映画「2001年宇宙の旅」に 非常に似ている。「2001年宇宙の旅」ではクラ シックの名曲が実に効果的に使われているが、 宇宙船、宇宙ステーション、月面基地など宇宙 での日常を描くシーンでは音楽は使われていな い。宇宙船ディスカバリー号内部で飛行士たち が運動したり点検しながら走ったり、歩き回る シーンの機械音や空調などの音と、この「いの ちの食べかた」の食品工場の内部の音とは非常 に良く似ている。 思い出してみると、「2001年宇宙の旅」には未 知の宇宙で活動しているという感動を個々の登 場人物が持っているというより、そこはまさに 日常であるという描き方。まさに、宇宙生活の ドキュメンタリー映画という内容であった。 (但し、後半は一転してスリリングなドラマと なる) この「いのちの食べかた」もまた、それは共通 している。「いのち」をいただく仕事であるが、 そこには驚きや感動はない。オートメーション の巨大なシステムの一要素となって、淡々と働 き動物の命を食品に変えていくのである。 この映画では時として、驚くほどに美しいシーン を見せてくれる。それは極めて非日常的な美であ り、それも「2001年宇宙の旅」と共通している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月10日 13時43分51秒
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