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2008年06月22日
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カテゴリ:実録・連合赤軍
若松孝二監督が「連合赤軍」を撮ると知ったとき、
私はこの映画は、かなり危ない映画になるのでは
ないかと思った。具体的には与党側から批判の声が
あがり、「バトル・ロワイアル」のような騒動に
なるのではと思った。(そのときはまだ映画「靖国」
事件は起きていなかった)
しかし、出来上がった作品を見ると、これは与党側、
権力側にとってもいい映画になっているのではない
かと感じた。
国家に反逆を企てるような人間や集団は、しょせん、
広く多くの人々から支持されることもなく、閉ざさ
れた中で自滅していくのだぞと教えてくれる内容に
なっているからである。
「灰とダイヤモンド」のラストが検閲側からも、評価
されたのと同じである。
これは若松監督が権力側に阿ったというのではなく、
彼の「ありのままを描く」という姿勢の結果であると
思う。
しかし、大事なことは、ここから何を学ぶかという
ことである。
「反体制集団、革命集団はこうして自滅していく」と
いうことを知るだけでは、ここから何かを学んだこと
にはならない。
では、体制をどのようにすれば、もっと良いものにな
るのか、反体制運動を成功させるにはどうすればいい
のかを学ばねばいけないと思う。
語られる理想や目標そのものではなく、それを語る
人がどのような人であるか、その人がどのような力量
や器量の持ち主かということがいかに大事かという
ことをこの映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
は教えてくれるのではないか。
もっとも、この点について言えば、この映画以前に、
「構造改革」、「自民党をぶっつぶす」、そして「美し
い国」をかかげた人物がどの程度の人間で、その結果が
どのようなことを招いたか我々は身をもって実感した
はずである。





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最終更新日  2008年06月22日 10時06分35秒
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